連載・トピックス / 不動産投資

だから大家はやめられない!

覚えておきたい「大家の心得」(19)

「保証人代行サービス+定期借家契約」で大家は安心!?

2016/08/06 林 浩一

最近、保証人代行サービスを利用する入居者さんが増えてきました。保証人が親や親戚などの身内の人ではないので不安があるかというと、そうでもありません。保証人代行サービスを受けるためには一定の審査があるからです。保証人代行サービスを定期借家契約と併せて利用すれば、大家さんにとっては安心度が高まるといえそうです。

連帯保証人を探すのがむずかしい入居者さん

 不動産ポータルサイトを見ると、「保証人不用物件」という特集をよく目にします。ですが、大家のホンネをいうと、連帯保証人なしで賃貸契約を交わすのはちょっと怖いです。

 連帯保証人とは、家賃の滞納があったり、建物の破損などの弁償費用を入居者さんが払えなかったりした場合、代わりに請求することができる相手のこと。連帯保証人がいなければ、そうしたお金の面だけでなく、身元のわからない人に物件を貸すようなものですから、何かのトラブルがあったときに対処がむずかしくなります。

 ただ、入居者さんのなかには親や親戚が高齢であるとか、疎遠になっているといった理由から、保証人のなり手がいないという人もいることでしょう。

 実は私自身、かつて海外勤務をした際に連帯保証人の書類の提出を求められ、軽い気持ちで妻の実家にお願いしたところ、渋い顔をされてしまったことがあります。いくら身内とはいえ、連帯保証人になることに抵抗感を抱く人は意外に多いようです。

 そこで、金融機関や不動産会社の保証人代行サービスを利用する入居者さんも増えてきました。親や親戚などの代わりに会社が保証人になってくれるわけです。

ビジネスライクに話が進む保証人代行サービス

 私の物件の場合、家賃などの管理を依頼している不動産会社が保証人代行サービスを行なっていて、これを利用している入居者さんが半分くらいいます。

 保証人が親や親戚などの身内の人ではないので不安があるかというと、そうでもありません。保証人代行サービスを受けるためには一定の審査があって、代行会社はその人の年収などのデータを把握しています。

 したがって、支払い能力に不安があれば、「この方は転職したばかりでお子さんもいるので、この家賃ではキツいかもしれませんよ」といった情報を契約前に教えてくれるのです。ビジネスライクに話が進むので、入居者さんにとっても、大家にとっても気が楽です。

 最近では、クレジットカードを扱っている信販会社や金融機関が保証人代行サービスを行なっているケースもあります。ただし、なかには電信柱に「保証人代行します」なんて張り紙を貼っている怪しい業者もいたりして、信用できないものもあるようです。

定期借家契約とセットにするとなお安心

 私の物件の場合、そうした金融機関ではなく、先ほどもお話ししたように、管理を担当している不動産会社が行なっている保証人代行サービスを利用しているので、安心して任せることができます(保証を代行する会社が倒産したケースもあり、問題もありますが)。

 以前、私が定期借家契約を導入しようとしたところ、5社の管理会社に門前払いをくらった話をしましたが( http://sumai-u.com/?p=3386 )、いまの管理会社はその後に私の条件を受け入れてくれた株式会社ストーンズさんなのです。

 定期借家契約の特色は、大家と入居者さんとの間で契約期間を明確に決められるところにあります。その一方、従来の普通借家契約だと、契約期間が終わっても「更新」することが前提となるので、問題のある入居者さんとの関係を断ち切ることがむずかしくなります。

 その意味で保証人代行サービスは、定期借家契約とセットで利用することで大家さんにとっての安心度が高まるサービスだといえそうです。

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