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それぞれの特徴とメリットはどう違う?

ミキサーとスロージューサー、”体にいい”ジュースができるのはどっち?

2016/07/26 桑田 唯

手軽に野菜や果物を摂取できる、手づくりジュースやスムージー。スロージューサーでつくったジュースは健康的と聞いたことはありませんか? その理由とはいったいどんなものなのでしょうか。スロージューサーと普通のミキサーとはどう違うのでしょうか。体のためにも知っておきたい知識をお伝えします。

スロージューサーと普通のミキサーの違いとは?

 健康やダイエットのためにも、生の野菜や果物を使ったスムージーやジュースをつくっているという方は多いのではないでしょうか。スムージーやジュースをつくれるミキサーやジューサーは、機能や値段もさまざまなものが販売されています。そのなかでも今回は、「スロージューサー」についてご紹介したいと思います。

 数年ほど前からよく耳にするようになったスロージューサーですが、普通のミキサーとはどう違うのでしょう?

 一般的なミキサーには底に刃がついており、これが高速で回転することで果物や野菜をみじん切りにし、スムージー状にしてくれます。繊維や皮もそのまま一緒にスムージーになるので、できあがりはどろっとした液体になります。水分の少ない野菜・果物だけでは刃が空回りしてしまう場合があり、その場合は牛乳や水を足す必要があります。

 一方、スロージューサーは、果物や野菜を切るのではなく、つぶす・絞るというイメージです。スクリューが低速で回転し、石臼のように果物をすりつぶし、果汁を絞り出します。果汁だけを絞り出すので、まさにジュースというようなさらっとした液体になります。りんごやにんじんなど、水分の少ないものだと1個あたりで採れる果汁が少なく、1杯分のジュースをつくるのに材料がたくさん必要になります。

 このようにミキサーとスロージューサーでは、機能面にもジュースのできあがりにも違いがあるんです。

スロージューサーはゆっくり絞るので酵素を壊さない!

 ところで、スロージューサーでつくるジュースは健康によいといわれています。これはなぜなのでしょうか?

 生の果物や野菜には、さまざまな酵素が含まれています。酵素には、消化を助ける役割や、体の代謝を促進させる役割があり、人間の体内でつくられる酵素もあります。しかし、体内でつくられる酵素には限界があるので、野菜や果物から酵素を摂取するのがよいといわれています。

 スムージーやジュースを飲むことで野菜や果物を手軽に摂取できるのですが、実は酵素は熱に弱く、一定の温度以上になると酵素の効果がなくなってしまいます。ところが、一般的なミキサーは刃が高速で回転するため、その際に熱が発生し、酵素が破壊されてしまうのです。

 その点、スロージューサーなら回転が低速なので熱が発生せず、酵素を壊さずにジュースにできるというわけです。これがスロージューサーが健康的と言われている理由なのです。

 さらに、ジュースをつくる過程で空気が混ざりにくいため、酸化が起こりにくく、野菜や果物の旨みや甘みが損なわれにくいというメリットもあります。

食物繊維を一緒に取りたいならミキサーを

 酵素を生きたまま摂取できるスロージューサーですが、その半面、野菜や果物の食物繊維は絞りカスとしてジュースとは別に分けられてしまいます。

 食物繊維は腸のなかを掃除してくれる役割もあるので、食物繊維もジュースと一緒に取りたい! という場合は、果物や野菜をまるごと摂取できるミキサーを使うのがおすすめです。もしくは、絞りカスをハンバーグやカレー、パスタなどに混ぜれば無駄なく野菜を使えますよ。

 また、食物繊維が入っていると腹もちがよくなるため、ダイエットにはミキサーで作ったスムージーの方が向いているかもしれません。

 以上、スロージューサーとミキサーの違いやメリットをご紹介いたしました。

 このほかにも、スロージューサーはミキサーよりも静かなので、早朝や夜でも時間帯を気にせずに使いやすいというメリットもあります。ただ、どうしてもミキサーよりも時間がかかってしまうというデメリットもあるため、自分のライフスタイルやジュース、スムージーを飲む目的に合わせて選んでみてはいかがでしょうか。

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