連載・トピックス / 不動産投資

大家さん必見!

写真に力を入れない仲介会社・管理会社は、オーナーの足を引っ張ります

2019/08/20 住まいの大学

文/住まいの大学編集部

画像/123RF

石川県金沢市に本社を置く、不動産会社向けコンサルティングなどを行う会社、株式会社クラスココンサルファームが、「不動産写真に特化した写真編集サービス・フォトステ」をスタートさせています。


「家具のないお部屋写真にバーチャルでホームステージング」を行うというもの。

・発注者が物件写真を送れば
・実際に部屋に家具などを置かなくとも
・きれいにインテリアコーディネートされた写真が返ってくる

と、いった流れが基本です。


なお、ご存知のとおり、現在の不動産広告において、写真は非常に重要です。


ユーザーに対する影響力は大変大きく、賃貸物件の場合など、内見をせずに、ポータルサイトに載った広告の概要と写真だけを見て入居を申し込んでしまう人がいるほどです。(もちろんオーナーの立場からもそれはやってほしくないことですが)


そんな背景から、すこしでも見栄えのする写真で広告をアピールしたいと望む不動産会社のために、マンションリノベーションなどでのデザインセンスに定評のあるクラスコさんが、今回、提案を始めたといったかたちです。


一方、世の中には逆の会社もあります。


写真の重要性をどれだけうるさく言われても、面倒なのか、忙しすぎるのか、どうしても扱いがズボラになってしまう会社さんです。売買物件の場合は気合を入れて取り組んでも、賃貸だとそうではないケースも少なくありません。


そうした会社は、たとえば同じ物件に募集が発生するたび、大昔に撮った写真をいつまでも使い続けるなどします。


その結果、何が起こってしまったか?


せっかく大金をかけて3点ユニットを「バス・トイレ別」にリフォームしたのに、写真はその後も長期にわたって「バス・トイレ一緒」のまま。そんな大惨事?に見舞われたオーナーさんもいらっしゃいます。


さらには、ズボラというよりも、そもそも不動産広告における写真のパワーをいまだに理解していない困った会社も存在します。


そうした会社は、当然ですが物件写真をきれいに撮ってくれません。物件にアピールポイントがあっても、カメラを向けずに冷たくスルーしたりもします。要は気持ちが入っていないのです。


たとえば…


築年は古いものの、洗濯機置き場はちゃんと室内にある物件。しかも防水パンはキレイにリニューアル済。なのに写真を撮ってくれない!


築浅、ホテルのような内廊下、屋内駐輪場付きのステキなマンション。なのに、肝心の内廊下と屋内駐輪場の写真が怖いくらいに真っ暗。居室内の写りも汚く、逆にイメージ悪化! 素晴らしい窓の景観が特長の部屋なのに、なんとまったく無視! そんな痛恨の例も見られます。


とはいえ、こういった写真の問題に関しては、実はオーナーさんの責任もあまり小さくはありません。

「部屋の写りが暗すぎるよ」
「新しく入れ替えたエアコンが写っていないじゃないか」

そんな指摘は、オーナーさんがネット画面を開き、ご自身の物件の広告を確認することで、簡単にできることなのです。


ところが、多くのオーナーさんがそれをしていません。心がけましょう。空室が埋まらないな、おかしいな、と思ったら、まずはインターネットにアクセスです。そしてポータルサイトで広告を確認する。スタートはそこからです。


なお、写真だけではありません。ほかにも導入している設備の表示が無かったり、初期費用などの金額にミスがあったり、オーナーさんが見てこそ間違いに気付けるポイントが、広告上には目白押しです。


ところで、「まずはインターネットにアクセス~スタートはそこからです」と、いま述べはしたものの、実はそれでは遅いケースが多いことも事実です。


その理由は、物件情報が流通する仕組みにあります。


たとえば、多くのオーナーが選んでいる「1社専任」の場合、物件の写真を撮り、広告に表示するためのデータ=物件概要をまとめるのは、通常、専任されたその1社です。


この場合、当該1社から提供された写真や概要が、いわばコピーされるかたちで、別の会社、いわゆる客付会社の広告に反映されるケースが非常に多いのです。


そんな状況で、さきほど示したような、オーナーとしては決して使ってほしくない写真や、間違った情報が、大量の広告に乗って流通してしまうと、収拾をはかるのはこれまたひと苦労です。


「以前の3点ユニットの写真が使われているじゃないか!リフォーム後の写真に差し替えてくれ」


と、オーナーが慌てて頼んでみたところで、すでにその写真は5社、10社、さらにもっと多くが自社の広告に掲載済み。そんなことも起こりうるわけです。


すると、それらすべてに修正が行き渡る間、オーナーさんはイライラ、ヤキモキ…。


つまるところ、1社専任とするにしても、オーナーが直接複数の会社に募集を依頼するにしても、いずれにせよ、

「仲介・管理会社がどんな物件写真を広告に使い、流通させようとしているのか?」
「どんな内容で物件概要がまとめられ、広告されようとしているのか?」

本来であれば、オーナーはしっかりと事前確認をしておくのがベストです。



(文/朝倉継道 参照元/株式会社クラスコ)

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