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知っておきたい!

新居マイホームに要るもの・いらないもの。では賃貸の場合は?

2019/10/15 住まいの大学

文/住まいの大学編集部

画像/123RF

「住まいのプロに尋ねてみたところ、家づくりで新居に要らないものの一番に挙がったのは、子ども部屋」。でも、言われてみればたしかにそうなのかも…。そんな面白い調査結果が公表されています。


調べたのはSUVACO株式会社です。「自分らしい家を共に実現してくれる建築家やリノベーション・リフォーム会社が見つかるマッチングサービス」を謳うサイト「SUVACO(スバコ)」を運営する会社です。


なお、今回アンケートに答えたのは、同サイトに登録している建築家、工務店、リノベーション会社など、全国131名の専門家の皆さん。


「家づくりで新居に要らないもの」の細かな定義はこうなっています。


「やがて必要なくなるのに、つけたがる施主、あるいは作りたがる施主が多い設備や部屋、性能」専門家が挙げるその1位は、いまふれたとおり「子ども部屋」です。


続く2位は「客間」です。


さらに、3位は「床暖房」。4位は「必要以上の個室」。5位は「書斎」。以下10位までが公表されています。


一方、逆のケースも。


「意外と見過ごされがちだけれども、つけた方がよい、あるいは作った方がよい設備や部屋、性能」です。こちらの1位は「断熱」です。


続く2位は「パントリー(食品・食器収納室)」。3位は「耐震」。4位は「床暖房」。5位に「シューズインクローゼット」と続いています。


健康のための「断熱」と、命を守るための「耐震」がTOP3に入っているあたりは、さすがにプロの目といったところでしょう。


ちなみに面白いのは、「床暖房」への評価が分かれているところです。「要らない=3位」「あった方がよい=4位」となっています。


最大の理由はコストとメリットの関係にあるのかもしれません。電気代に見合うほどのメリットがあるのか?メンテナンス費用は?故障時の出費も考えておかないと…と、導入に際しては誰もが悩ましい判断を迫られる設備です。


さて、そこで話を賃貸に移してみましょう。


こんな定義はどうでしょうか。

「大抵見過ごされがちだけれども、賃貸住宅になるべくあった方がよいもの、あるいは、ぜひともあってほしいもの」です。


その答えは、室内物干しや、玄関近くに設置する姿見サイズのミラー、ピクチャーレールなどではありません。ましてや、モニター付きインターホンや宅配BOX、ゴミのストッカーなどといったものでもありません。


なぜならば、それらはもう誰もが有用性を十分に知っています。「見過ごされがちな」ものではないからです。


では、答えは何でしょう?


それはソフトです。


たとえば住人同士のコミュニケーション、オーナーさんと入居者さんとの良好な意思疎通、あるいは物件と地域との関係性。そうした人間同士をつなげる「ソフト」が、賃貸住宅という場所には本来もっとも必要です。


ところが、現代の賃貸住宅では、ほとんどの場合このソフトがしっかりと機能していません。


そのため、ソフトの一部であるルールも適切に機能しません。


結果として、騒音などの住人間トラブル、ゴミ出し・駐車・駐輪等での近隣トラブル、さまざまな犯罪や孤独死など、多くの問題が、各地の賃貸住宅から毎日のように生み出される結果となっています。


では、賃貸住宅によいソフトを取り戻すにはどうすればいいのか?


多くのオーナーさんにとって、明日にでも実行可能な第一歩があります。


それは、物件の掃除をしに行くことです。そして、そこで出会った入居者さんに明るく挨拶をすることです。自分がオーナーである旨を自己紹介し、それとともに住んでくださっていることへの感謝を伝えることです。住んでいて気づいたことや不満が無いかも尋ねてください。ソフトづくりはそこから始まります。


充実した賃貸経営を長く続けられているオーナーさんの多くが、この一歩目から、成功を掴んでいます。


(文/朝倉継道 参照元/SUVACO株式会社プレスリリース)

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