連載・トピックス / 不動産投資

だから大家はやめられない!

覚えておきたい「大家の心得」(18)

物件の魅力を最大限に伝えるYouTubeとFacebookの活用法

2016/07/30 林 浩一

ポータルサイトの物件情報に「動画」をつけるのは、いまや当たり前の集客方法になってきています。でも、業者に丸投げした動画はあまり魅力的と思えないこと場合も…。そんな動画も内見のときのことを想像してみれば魅力的なものに変えられるはず。アナログだけでなくデジタルな方法でも、大家さんが自ら考え、行動することが大切になっているのです。

動画を撮影するときは内見の流れを意識して

 ポータルサイトの物件情報に「動画」をつけるのは、いまや当たり前の集客方法になってきています。

 撮影した映像をYouTubeにアップし、そのURLのリンクを張りつけるだけで手軽にできるだけでなく、検索される確率が上がるというメリットがあります。

 ただ、業者に頼んでつくったと思われるきれいな映像でも、単調なものは再生回数も大してあがっていないようです。もったいないですね。

 私が撮影に使ったのは、動画を撮ることができる5万円の普通のデジタルカメラです。お客さんが内見に来るときのように、建物の前に到着して、外観を見るところから映像をスタートします。次にエントランスをくぐって階段を上り、ドアをあけて部屋に入る一連の様子を撮影していきます。

 少し大きめのキッチン、ウォシュレットつきのトイレなど、紹介したいポイントを撮影して、最後にもう一度建物を見るところで終了です。

 あまり長いものでは最後まで見てもらえないでしょうから時間は3~4分くらい。著作権フリーの音楽素材から、映像の雰囲気に合わせてロック調、ポップス調、ボサノバといった音楽を選曲してBGMにすることも最後まで見てもらうためのちょっとした工夫です。

 また、物件名や間取り、家賃などの情報だけでなく、近くの観光名所や不動産管理会社の連絡先を紹介文としてつけておくことも検索されやすくするために重要です。

大事なのはクオリティではなく「適切な情報」

 業者が撮影した映像と比べれば、自慢できるクオリティではありませんが、お部屋探しをしている人にとって必要な情報を確実に満たしていれば、効果はテキメン。実際、入居者さんのなかにはご自分でYouTubeを検索して私の物件の映像にたどりつき、その後、内見、成約につながった方もいらっしゃいます。

 こうした物件動画を撮っておくメリットは集客面だけでなく、お客さんを探してくれる不動産会社に自分の物件を説明するときにも有効です。

 マイソク(物件資料)には、間取りや設備などのデータに加えて写真がついていますが、それだけで伝わる情報はわずかです。そんなとき、スマホやタブレットを使って映像を見せれば、「ああ、なるほど」と理解してもらえるのです。

Facebookでの交流で有効な関係づくり

 YouTubeのほかに、私が活用しているのはFacebookです。

 個人ページのほかに、物件名「Wilshire five seasons」のアカウントで開設したページには、七夕やクリスマス、正月といった季節ごとに模様替えするエントランスや廊下の飾りつけを紹介したり、庭に咲いた花や、入居者さんたちとイチゴを収穫して食べたりしたときの様子などを写真つきで報告しています。

 お友達は、入居者さんはもちろん、私の大家さん仲間、それから名刺交換した不動産会社の営業スタッフの人たちが多数いて、つねに私の近況報告を目にしてくれています。

 すると、「来月、ひと部屋退去予定です」という記事をアップすると、私が募集のお願いに行く前から物件情報を店に出してくれている不動産会社さんもいるのです。

 不動産会社とのおつきあいは、大家さんにとってとても重要です。Facebookは、私の顔と物件のことを覚えてくれた担当者さんとの関係を保つのにとても有効なツールになっています(もっとも、異動や退職などで関係が切れてしまうこともあるため、マメに会社に顔を出してあいさつをすることも欠かせません)。

 こうした活動もおかげか、今年は4月の繁忙期を過ぎた時期になっても「林さんの物件にピッタリなお客さんがいるんですけど、空いている部屋はありませんか?」という電話が不動産会社さんから3本もかかってきました。

 あいにく満室だったのでお断りするしかありませんでしたが、大家さん仲間にそのことを話すと、「そんなこと、めったにないよ」と言われ、大家さん冥利に尽きることだなぁと、うれしくなりました。

 ちょっと自慢話のようになってしまったかもしれませんが、私がお伝えしたいのは、大家さんが自分で考えて、自分で動くことの大切さです。YouTube やFacebookといったデジタル、直接、不動産会社さんや入居者さんと顔を会わせるアナログ、その双方でできることをひとつずつやっていけばいいのではないでしょうか。

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