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住まいと暮らしの雑学

重曹の使い方と利用するときの注意点

重曹で掃除と消臭をすればキッチンやお風呂がピカピカに!

2016/08/23 桑田 唯

油汚れを落としたり、排水溝や生ゴミのニオイを取ったり、何かと役に立つ重曹。環境にも優しく安価なので、普段使いがしやすく、最近注目されているアイテムです。重曹の便利な使い方や、使う際の注意点をご紹介します!

重曹ってそもそも何?

 お掃除や消臭、お料理、美容など活用の範囲が広いことで注目されている「重曹」。価格も安く、環境にも優しいので、洗剤の代わりに重曹を使っている! という方も多いのではないでしょうか。

 ただ、なんでもかんでも重曹を使えばいいというわけではありません。今回は、重曹の使い方や活用法、取り扱う際の注意点をご紹介したいと思います。


 重曹とは、「炭酸水素ナトリウム」という名前の化合物のこと。英語ではベーキングソーダといいます。お菓子をつくるときに使うベーキングパウダーみたいな名前ですが、実際にどら焼きなどのお菓子のふくらし粉として使われており、ベーキングパウダーにも重曹が含まれています。胃薬の成分や、こんにゃくの凝固剤としても使われることも。

 このように食品へ使われることの多かった重曹ですが、ほかにも幅広い用途で使うことができるのです。

油汚れやコゲ、さらに茶渋まで落ちる!

 重曹の活用シーンとして最もメジャーなのが、キッチンでのお掃除。弱アルカリ性なので(水に溶かすと弱アルカリ性を示します)、油やタンパク質を分解することができて、油汚れや鍋の焦げつきを落とすことができるのです。

 油汚れには、直接、重曹の粉をふりかけたり、水と混ぜてペースト状にしたものを塗ったりしてからこすり落とすと効果があります。魚焼きのグリルやまな板、お皿の洗浄にも使えます。消臭効果もあるので、魚のいやなニオイも消してくれますよ。

 鍋の焦げつきには、水をはった鍋に重曹を小さじ2杯ほど入れて沸騰させ、火を止めて数時間放置すると、焦げつきが浮かび上がってきます。

 また、重曹は粒子が細かくて水に溶けにくいため、クレンザーとしての効果もあるのです。コップの茶渋は、スポンジに重曹をつけて磨き洗いをすれば落とすことができます。シンクや鍋を磨くのにもオススメです。

 重曹は人体に無害な物質なので、電子レンジやシンク、コンロ周りでも安心して使えるのが嬉しいですね。

排水溝やゴミのニオイ対策にも使える!

 重曹は、お掃除以外にも消臭剤としても活躍します。

 お風呂やキッチンの排水溝のニオイやヌメリを取るのにも有効で、コップ半分くらいの重曹を排水溝にふりかけ、そのまま水に流すだけでいいんです。

 また、冷蔵庫のなかにコップに入れた重曹を入れておけば冷蔵庫内の脱臭ができますし、生ゴミに振りかけてニオイを予防するのにも使えます。ペットや靴のニオイ対策にもオススメです。

重曹を使うときの注意点は?

 利用範囲の広い重曹ですが、必ずしも万能というわけではありません。重曹を使うときの注意点についても見てみましょう。

(1)ギトギトの油汚れには専用の洗剤を
 たとえばシンクの水アカには効き目が弱く、この場合はクエン酸などの酸性の洗浄剤を使ったほうが落としやすいです。また、アルカリ性といってもかなり弱めの液性なので、こびりついた積年の油汚れを落とすには長期戦となってしまいます。ギトギトの油汚れには、専用の洗剤を使ったほうがいいでしょう。

(2)アルミ製のものや柔らかい素材には使えない
 また、アルミ製の鍋は重曹を使うと変色してしまうため、使用できません。クレンザー効果があるので、柔らかい素材や傷つきやすい素材にも使わないようにしましょう。

(3)敏感肌の人は手袋を
 液性は強くありませんが、アルカリ性の水溶液はタンパク質を分解する作用があるので、手荒れにつながってしまうことも。敏感肌の方は、手袋をするようにしましょう。

(4)食品に使えるものと使えないものがある
 市販の重曹には、食品に使える重曹と使えない重曹があるので、料理にも掃除にも使いたい!という方は、買う際に必ずチェックするようにしましょう。

 以上、重曹の効果や使い方、注意点についてのご紹介でした。

 今回ご紹介した以外にも、シルバーアクセサリーの黒ずみを取ったり、入浴剤として使ったりすることもできます。

 重曹はいろいろなサイズで売られていますが、1kgで400円程度と安価で気軽に使えるので、ぜひ毎日の生活で活用してみてください!

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