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火災保険、2019年1月より保険料改定

そのポイントと注意点(1/4ページ)

平野 敦之平野 敦之

2018/11/20

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地震保険はこれまでも複数の改定が予定されており、2019年1月に3段階2回目の改定が実施されます。地震保険は火災保険と一緒にしないと契約することができませんが、その火災保険も次の改定の動きが2019年以降にでてきています。火災保険の次回の改定への動きとその対処について解説します。

火災保険の改定への一般的な流れ

2018年5月から6月にかけて一部のメディアで火災保険の改定について2019年にも値上げ改定される旨の報道がありました。こうした改定の報道をみるときに知っておきたいことは改定のどの段階で話を報道しているのかということです。火災保険が改定されるときの一般的な流れは次のようになっています。

1.損害保険料率算出機構が改定の必要性について検証
2.改定が必要な場合、金融庁長官に改定を届出
3.その後届出内容について、適合性審査結果通知受領
4.一定の周知期間・準備期間を経て、各社改定を実施

火災保険や自動車保険など自由化されている商品は必ずしも同じ時期・内容で改定するわけではありません(地震保険などは各社共通のため同じ時期・内容で改定)。ただし、制度そのものが大きく変わるような改定が伴うと各社同じタイミングで改定をするケースが一般的に多くなります。

次ページ ▶︎ | 火災保険の前回(2015年10月)の改定 

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この記事を書いた人

平野FP事務所 代表 CFP ®認定者、1級FP技能士、宅地建物取引士、住宅ローンアドバイザー

東京都出身。証券会社、損害保険会社を経て実務経験を積んだ後に1998年から独立して活動をはじめてFP歴20年以上。また相談業務を受けながら、中小企業の支援にも力を入れている。行政機関や大学での非常勤講師、企業研修などセミナーや講演も多数。メディアでの執筆記事も多く、WEBに公開されているマネー記事は550本以上。2016年にお金の情報メディア「Mylife Money Online」の運営を開始。主な著書に「いまから始める確定拠出年金投資(自由国民社)」がある。誰もが自分らしい人生を安心して豊かに過ごすため、「お金の当たり前を、当たり前に。」をモットーに活動中。「Mylife Money Online」のURLはコチラ→ http://mylifemoney.jp

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