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失敗しない中古マンション投資

ちょっと視野を広げて考える立地条件(1/2ページ)

斎藤 岳志斎藤 岳志

2019/09/16

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1に立地、2に立地、3、4がなくても5に立地――じゃあ、どうする?

当然のことですが、不動産であるマンションは動かすことはできません。部屋そのものはリフォームで後からイメージを変えられますが、「立地」だけはどうにもならいわけです。やはり、アパート・マンション投資する際にもっとも重要なポイントはこの立地の条件で、1に立地、2に立地、3、4がなくても5に立地といっても過言ではありません。

こうしたことは皆さんもご存じなようで、セミナーなどで出る質問の多くが「どういった場所の物件がよいですか」「立地条件で必須なものはなんですか」というようなものです。また、都内でのセミナーの場合、私から質問すると、圧倒的に「山手線の内側や山手線の駅近の物件がよい」という答えが返ってきます。

東京は人口も多いですし、その中心部であれば、アパート・マンションの需要は高く、空室リスクが低くなります。
なかでも、千代田区、中央区、港区は都心主要3区、これに新宿区、渋谷区を加えた都心主要5区はとくに人気の高い場所で、マンション力がピカイチなといえるでしょう。とはいえ、人気が高い分価格も高くなっていまいます。

そこで私は地域については「もう少し視野を広げましょう」というお話をしています。とくに「山手線」にこだわる必要はありません。

私が賃貸管理を委託している管理会社2万室あまりを管理していますが、扱っている物件は都心3区だけではありません。東京以外にも神奈川県横浜市、川崎市などの物件も管理しており、入居率は98%以上を維持しています。実は私は10部屋の物件を所有していますが、都心3区の物件は1つしかありません。しかし、大家として10年以上の経験がありますが、2か月以上空室が続いた部屋はありません。

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この記事を書いた人

ファイナンシャル・プランナー(CFP)

FPオフィス ケセラセラ横浜代表 百貨店在職中にファイナンシャル・プランナーの資格を取得。税理士事務所、経営コンサルティング会社などを経て、FPオフィス ケセラセラ横浜を開設、代表を務める。 マイホーム購入・売却相談のほか、不動産投資のサポートも行なっている。株式投資やFXなど一通りの投資を実践した後、2007年より不動産投資をスタート。現在は、自らの資産運用はほとんど中古マンション投資に絞って取り組んでいる。

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