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カビや汚れをスッキリ落とす! 洗濯槽をきれいに大掃除する方法

桑田 唯桑田 唯

2016/09/21

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もしも洗濯機が汚れていたら…

もしも洗濯機が汚れていたら、洗濯物まで汚くなってしまうような気がしませんか? 身につける衣服などを扱う洗濯機はできるだけきれいに保ちたいところです。

しかし、前回( http://sumai-u.com/?p=6773 )もご紹介したように、洗濯機は水を使うので湿気が残りやすいだけでなく、服の汚れや石けんカスも溜まりやすいので、長く使っているとどうしても洗濯槽に汚れが溜まってしまったり、カビが発生してしまったりします。

そのため、3カ月〜半年に1回は洗濯機の大掃除をしてあげることをおすすめします。そこで今回は、洗濯機の大掃除の方法をご紹介します。

洗い終わった洗濯物に黒い汚れが!

洗濯機は、そもそも汚れを落とすためのものですし、使うたびに洗剤を使っているため、何となくきれいに保てている気がしませんか? しかし、目に見える部分はきれいでも洗濯槽の裏側には汚れがびっしり…ということもあり、油断はできません。

特に、洗濯後の洗濯物がカビくさかったり、洗濯機のなかがにおったり、洗ったはずの洗濯物に黒い汚れがついていたりする場合は、洗濯槽が汚れている証拠。そんなときはすぐに掃除をするようにしましょう。

汚れを浮かして、すくいとる

最近の洗濯機には、槽洗浄モードがあるものが多くあります。これを使って洗濯槽をクリーニングするには、だいたい11時間前後かかります。

11時間と聞くと、かなりの時間がかかるように感じますが、夜寝る前にスタートするなど、夜の時間も活用すれば意外とストレスなく洗浄ができます。ただ、その間は当然、洗濯ができないので、あらかじめ洗濯のスケジュールを調整しておきましょう。

槽洗浄モードにすると、洗濯機はどうやって洗濯槽を洗浄するのでしょうか。実は、洗濯槽を回し、しばらく停止してつけ置きするということを繰り返しています。洗濯槽用の洗剤を入れて長時間つけ置きをすることで、洗濯槽の汚れが浮いてくるという仕組みです。

浮いた汚れは、最終的に洗濯機内に設置してある洗濯ネットで回収できますが、排水の際に汚れが洗濯槽に残ってしまうことも考えられますし、排水部分に汚れが詰まってしまうこともあります。ドラム式のように洗濯中にフタを開けられないタイプでなければ、ときどきフタを開けて、浮いてきた汚れをアミなどですくい取ったほうが効率的です。

汚れを浮かしてすくい取る、洗濯槽の大掃除は基本的にこの繰り返しになります。

酸素系? 塩素系? 洗剤は何を使えばいい??

槽洗浄に使う洗剤は、どんなものがいいのでしょうか。多くの種類の専用クリーナーが販売されていますが、漂白剤を使えば十分に掃除ができます。漂白剤というと、大きく分けて「塩素系漂白剤」と「酸素系漂白剤」の2種類に分かれますが、汚れをきれいに落とすには、ちょっとした使い方のコツがあります。

まず、酸素系の漂白剤は、泡が発生するので汚れをはがす力が強いのが特長です。目に見えて汚れが取れることから、洗濯槽のお掃除でよく使用されています。ちなみに、40度前後のお湯を使うとより効果的です。

しかし、殺菌力が強いのは実は塩素系漂白剤です。塩素系漂白剤は菌を分解するのが主な作用なので、酸素系漂白剤のように大きな汚れは浮いてきません。そのため、あまり汚れが取れていないように見えますが、殺菌力は抜群。洗濯機のメーカーでも、実は塩素系の漂白剤やクリーナーを推奨している場合が多いのです。

数年間など、長い期間にわたって掃除をしていない洗濯槽の場合は、かなり汚れがたまっているので、まず酸素系の漂白剤で汚れを落とし、そのあと塩素系漂白剤で殺菌する、という二段構えでやると効果的です。

ただし、酸素系と塩素系の2種類の漂白剤を混ぜて使用すると有毒ガスが発生してしまいます。必ず別々に使用するようにしましょう。

事前に必ず取り扱い説明書で確認を

以上、洗濯槽のお掃除方法についてご紹介しましたが、洗濯機の種類によっては、酸素系の漂白剤が使えないものがあります。必ず、事前に取り扱い説明書などを確認するようにしましょう。特にドラム式洗濯機など途中で汚れをすくいとれない場合は、酸素系漂白剤を使うと、浮いてきた大きな汚れが配水管に詰まってしまうこともあるので、注意が必要です。

もし、槽洗浄モードがない洗濯機の場合は、5分ほど「洗い」運転をした後に、2時間ほど放置してつけ置きするということを繰り返せば、槽洗浄ができますよ。

洗濯槽がきれいになると、洗濯するのがより気持ちよくなりそうですね。

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この記事を書いた人

インテリアコーディネーター

大学時代に建築を学び、雑貨バイヤーなどを経てインテリアコーディネーターの資格を取得。海外のインテリアや家具、その国ごとのライフスタイルや歴史に興味を持ち探求中。ワーキングホリデーでパリに滞在する。理想の住まいは、木や石などの自然な素材で作られた、秘密基地のような家。

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