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せっかく購入したマンションに住めなくなったら?

マンション購入後に転勤になったらどうする? 転勤族が買うべきマンションの条件は?(1/5ページ)

斎藤 岳志斎藤 岳志

2017/08/08

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マンション購入後に転勤の辞令が!そのときどうする?

「転勤が多いので、マンションを購入しても住み続けられるかどうかわかりません。購入してもいいものかどうか不安です」といった声を耳にすることが多くあります。

そのお気持ちはとてもよくわかります。

ですが、本当はマイホームとしてマンションを買いたいのに、いつ訪れるかわからない転勤に備えて、不本意な賃貸住まいを続けるというのは賢い選択とは言えないのではないでしょうか。

ですから、そのような場合、私は資金面の問題がなければ購入することをおすすめしています。

少々乱暴なようですが、いざ転勤になったら、そのときに考えるという選択肢もあります。

仮に転勤になってしまった場合、短期間の転勤であれば、そのまま空き家にしておくということも考えられますが、「売却して手放す」か「戻ってくるまで賃貸に出す」という選択をされるケースが多く見られます。

売却を検討してもいい場合とは?

まずは、売却について考えてみましょう。

「売却をする=そこへ住むことを止める」という選択になるので、それなりの覚悟も必要になることでしょう。

では、どういう場合に売却を考えたら良いのでしょうか?

ひとつの判断基準としては、また現在の住まいに戻ってこられるかどうかという点が考えられるでしょう。

「今回、転勤した後に、いつ戻ってこられるのか時期はわからない」

「会社の意向を考えると、戻ってこられるかどうかさえわからない」

せっかく購入したマンションですが、このように、戻れる確率が限りなく低いのであれば、売却という選択肢を積極的に考えてもいいでしょう。

あるいは、転勤先の土地で家を購入して住みたい(住み替えをしたい)という希望がある場合も、売却を検討してもいいと思われます。

次ページ ▶︎ | 売却する場合のリスクと対策は? 

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この記事を書いた人

ファイナンシャル・プランナー(CFP)

FPオフィス ケセラセラ横浜代表 百貨店在職中にファイナンシャル・プランナーの資格を取得。税理士事務所、経営コンサルティング会社などを経て、FPオフィス ケセラセラ横浜を開設、代表を務める。 マイホーム購入・売却相談のほか、不動産投資のサポートも行なっている。株式投資やFXなど一通りの投資を実践した後、2007年より不動産投資をスタート。現在は、自らの資産運用はほとんど中古マンション投資に絞って取り組んでいる。

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