壁紙の基本の張り方 ☆誰でもTRYできる簡単バージョン☆(1/4ページ)
内村恵梨
2018/11/27
壁紙張り換えの巻④ではクロス張り前の下地調整についてお伝えしましたが、今回はいよいよ実際のクロス張り作業に移っていきます!
今回は、作業の中での道具の使い方と、施工の手順を解説していきます。
■張る前に:壁紙と施工方法を決める
一口にクロス張りと言っても、壁紙の種類、施工方法によって難易度がかわります。
まずは自分がどんなクロス張りに挑戦するのか決めましょう。
量産クロスで価格が安く、エンボス加工があり厚めに作られているものが、初心者向きです。賃貸のアパートやマンションでよく使われています。ただ、あまりカラーバリエーションはありません。
1000番台と呼ばれるクロスは、量産品よりも価格が上がり、カラーバリエーションや柄物も豊富です。消臭や抗菌などの機能を持つものもあります。
ただ、量産と比べ厚みがなく、下地の凹凸を拾いやすいなど、施工の難易度は上がります。
でも、「リフォーム用」と書いてあるものなら厚めに作られているので、1000番台のクロスを使いたい場合は、これを目印にするのがおすすめ。
また、無地にするのか、柄物にするのかで、選べる施工法が変わります。
無地の場合は「突き付け」と「相裁ち」という2通りの施工法のどちらでも可能。
無地の壁紙の場合は、ネットサイトなどで買う際に耳部分を切り落として糊付けをしているものも購入できるので、そのまま突きつけで貼っていけます。
(図① 相裁ちと突き付け)
柄物の場合は、柄を合わせる作業がある関係で、「相裁ち」という方法で施工をする必要があります。図①の左の写真のように1枚目の左端に2枚目の右端を重ね、重ねた間を2枚いっぺんに切る方法です。
ただ力加減や柄合わせがやや難しいのが難点。
(写真②)
今回は、無地の壁紙を「突き付け」施工で張っていく方法をお伝えします。
この記事を書いた人
匠アカデミージャパン 事務局長 (運営:株式会社イマジンネクスト)
匠アカデミージャパンは2016年に開校した内装リノベーションのスクール。 単にDIYのノウハウを教えるスクールではなく「人生100年時代の大人の学び直し」の場として、副業やセカンドキャリア、定年後の生き生きとしたライフスタイルに生かせる技術を身につけることを提唱している。 講習内容は、クロスや床材の張り替えや、賃貸住宅大家さん向けワンルームの原状回復コースなど、まったくの経験のない方に対してDIYを超えた職人の技を伝授。照明プランニングや内装コーディネートのセミナーなども開催中。 http://www.takumi-ac.jp/