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海外で躍動する日本のデベロッパー

日本に住む外国人入居者さんとの上手な「約束」のし方とは?(1/3ページ)

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イメージ/123RF

阪急阪神不動産株式会社が、タイで進めているマンション分譲事業についてプレスリリースを行っています。発表されているプロジェクトは2つです。いずれも場所はバンコクです。現地のデベロッパー、セナ・デベロップメント社との共同案件となっています。


そのうちひとつは、総戸数約430戸のマンションが建設される「Bang Pho(バン ポー)プロジェクト(仮称)」です。MRT(都市高速鉄道)ブルーラインの延伸により新たに設置される「バンポー」駅近くにタワーマンションが建ち上がります。高層階からはタイの母なる川・チャオプラヤー川の景観が望めるとのこと。タイ好きの日本人も心動かされそうな物件です。


もうひとつは、約260戸のマンションが建つ「Itsaraphap(イッサラパープ)プロジェクト(仮称)」です。こちらもMRTブルーラインの延伸後に生まれる新駅、イッサラパープ駅のすぐそばです。バンコク中心部へのアクセスと周辺の利便性、ともに優れた物件とのことです。


なお、以上2つを加えて、阪急阪神不動産のタイでの分譲マンション事業数は累計13 プロジェクトに。戸数も1万戸超になると発表されています。


ところで、日本国内にいるとあまり見聞きしませんが、日本のマンションデベロッパーは、いまさかんに海外進出しています。人口減少を背景とした国内市場の縮小が今後も否めない中、活路を海外に見出そうとしているのです。


たとえばタイでは、上記の阪急阪神不動産のみならず、三菱地所、三井不動産、野村不動産、東急電鉄、東京建物などがプロジェクトを展開しています。人口と生産が急激に集中していく都会で、交通インフラが整備され、そのことにより住宅需要が増えていくと、効率のよい集合住宅へのニーズが、そこでは当然高まります。


特に東南アジアでは、タイをはじめ、ベトナム、フィリピン、インドネシアなど、いま各地でそうした「沸騰」が起こっているのです。そんな沸騰の現場でたたかう日本の各デベロッパーには、現地の皆さんの幸せのため、国内で培ってきたノウハウを存分に活かしてもらうことをぜひとも期待したいものです。

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