ウチコミ!タイムズ

賃貸経営・不動産・住まいのWEBマガジン

遊休資産活用

空家の転用の可能性(1/3ページ)

川久保文佳川久保文佳

2019/01/08

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE
  • Hatebu

最近、空きビルや空き家、空きアパート、空きホテル、空き旅館などの視察が増えてきています。活用できそうな建物も数多くありますが、取り壊さなくてはいけない危険性を伴う建物も増えてきています。その中でも住宅地に点在する空き家についての転用の可能性について、検証をはじめています。

個人として問題になるのは財産として保有していても、放置しているだけでは、固定資産税の支払いや住宅を維持管理する費用なども負担になってくることです。また、こうした物件は雑草等の放置などによる火災や周囲の環境を悪化させる可能性もあり、定期的な伐採や住宅設備のメンテナンスも必要です。これらの費用は年間、数十万円に及ぶこともあり、子ども世代への空き家相続については、家計への負担もかなり大きくなっていきます。

対策として、遊休資産を活用が有効な資産として早めに転用することです。

住宅の活用方法として①地域コミュニティとしての活用、②住宅宿泊事業法による活用、③シェアハウス(留学生向け、障害のある方、高齢者の方)などが考えられます。こうした転用をすることで、遊休資産、が利益をもたらす資産になります。そして、負担だった不動産の赤字が解消されて、個人の家計を安定化させることにもつながります。

次ページ ▶︎ | 地方都市にある空き家について 

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE
  • Hatebu

この記事を書いた人

一般社団法人空家空室対策推進協会代表理事/株式会社エアロスペース CEO/ビーモア株式会社代表取締役タナメラジャパン(マレーシアスパコスメ)代表/jasmin(全国民泊同業組合連合会)理事

一般社団法人空家空室対策推進協会代表理事/株式会社エアロスペース CEO/ビーモア株式会社代表取締役タナメラジャパン(マレーシアスパコスメ)代表/jasmin(全国民泊同業組合連合会)理事 北海道函館市生まれ。現在の札幌国際大学 卒業後、リクルート住宅情報事業部にてライターを務めた後、IT企業を経て不動産関連事業へ転身。その一方で、化粧品とサプリメントのコンサルティングや専門家としてのアドバイザー務める。海外派遣先では、フィリピン・タイ・カンボジア・マレーシアなどで日本への輸出入をテーマにセミナーを行うなどマルチに活動している。

ページのトップへ

ウチコミ!