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借り換えで得するための3つの条件とは?

2%以上の金利で借りた人は必読! 住宅ローンはいますぐ借り換えなさい!(1/2ページ)

牧野寿和牧野寿和

2016/10/04

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借り換えたほうが得か? そのままのほうが得か?

 現在はかつてないほどの低金利が続いていますが、何年か前に借りた人のなかには2%台の金利で借りた人もいらっしゃると思います。借り換えにも費用がかかりますので、借り換えたほうが得か、そのまま借り続けたほうが得か、頭を悩ませている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 これから住宅ローンを借りる人の場合、いま以上に金利が下がるというのは現実的ではないかもしれませんが、頭金の額によって適用される金利が高くなることもありますので、先々を考えれば、借り換えを考えるタイミングがくるかもしれません。

 住宅ローンは借り換えしたほうが得なのでしょうか? 借り換えするとしたら、どんな条件を満たせば、借り換えしたほうがよいということになるのでしょうか? 今回は住宅ローンの借り換えについてご説明します。

住宅ローン借り換えのメリットは?

 先ほども触れましたが、物件の購入価格の何%の融資を受けるか(融資率といいます)により、融資の金利が異なってくる金融機関もあります。

 たとえば【フラット35】は、物件価格の90%以下の融資を受ける場合よりも、90%を超えて融資を受ける場合のほうが金利は高くなります。具体的には、返済期間21年以上35年以下の場合、融資率90%以下では1.02%、融資率90%以上では1.46%(2016年9月時点)となっています。

 高い金利で借りた住宅ローンの返済を続けている場合、住宅ローンの借り換えを検討してみましょう。改めて説明するまでもないかもしれませんが、住宅ローンの借り換えとは、現在の住宅ローンの残債を新たに契約した金利の低い住宅 ローンで完済し、その後は新たな住宅ローンの返済を行なっていくというものです。高い金利から低い金利に切り替えることで、総返済額を減らすことができます。

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この記事を書いた人

CFP、一級ファイナンシャル・プランニング技能士

1958年名古屋生まれ、大学卒業後、約20年間旅行会社に勤務。出張先のロサンゼルスでファイナンシャルプランナー(FP)に出会い、その業務に感銘を受け、自らもFP事務所を開業。 その後12年間。どの組織にも属さない「独立系」FPとして、誰でも必要なお金のことを気軽に考えてもらうため「人生を旅に例え、お金とも気楽に付き合う」を信念に、日本で唯一の「人生の添乗員(R)」と名乗り、個別相談業務を行なうとともにセミナー講師として活動している。 また、賃貸不動産の経営もしており、不動産経営や投資の相談にも数多くのアドバイスやプランニングをしている。

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