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LOVE HAWAII~ハワイ通の中野亜紀がハワイのあれこれを綴ります~

#02 旅行だけでは気づかないハワイの魅力

2018/10/13 中野亜紀

(文/中野亜紀 PHOTO/123RF)

ハワイの魅力を考える

「ハワイの何が好きなの?」「何もなくて飽きない? 」とよく聞かれるのですが、改めて考えるとハワイの何が好きなんだろう…。日本も好きで、帰ると可愛いお店もいっぱいあるし、美味しいものが安く食べられるし楽しいのですが、ホノルルに戻り空港を出て独特の甘い香りを感じながら、フリーウェイを走りダイヤモンドヘッドと街並みをみると、やはり嬉しい気持ちになります。そこで、私はハワイの何が好きなのか考えてみました。

エアコンがなくても快適ライフ

ハワイは湿気がなく貿易風が吹くので過ごしやすい

まずは移住する大きなきっかけとなった気候。地図を見ると太平洋の真ん中に島がぽつんぽつんと点在しており、なるほど空気がいいはずだなと思います。一応雨季(冬)と乾季(夏)があるのですが、年間を通して24~30度と安定していて一年中過ごしやすい陽気です。夏は日中、外に出ていると暑いですが、湿気がなく窓を開けていると貿易風が吹くので、我が家にはエアコンがありませんが快適に過ごしています。

多様な民族性と温かい人との繋がり

次に思い浮かぶのはここに住む人達。全米平均に比べて白人が占める割合が約30%と低い代わりにアジア系が約40%と多いのですが、一つの民族が大多数を占めているのではなく、少数の民族がたくさん集まって暮らしています。ですから、差別意識が生まれにくく、ここにはハワイアンが大切にしてきたアロハスピリットを自然と受け継ぐ土壌があるようです。私が始めに住んだコンドの右隣のご夫婦はご主人がロシア人で奥さんが日本人、左隣は中国人のご婦人でした。どちらも私がハワイに来て間もないと知ると、自分の友達を紹介してくれたり、ホームパーティがあると声をかけてくれたりしました。また、お薦めのスーパーや朝市に連れて行ってくれて、ハワイ生活がスムーズにスタートできたのもこのご近所さんのお陰だったと思います。

ソウルフード「ロコモコ」「スパムむすび」

第2次世界大戦後、ハワイ在住の日系アメリカ人が考案したとされる「スパムむすび」

そして食。パンケーキ、アサイボウル、マラサダ…ハワイにきたら必ず食べるという方は多いと思いますが、多民族が集まるハワイでは世界各地の料理も気軽に食べられます。

1940年代、日系2世が発案したと言われている「ロコモコ」

とくに日本料理、韓国料理、中華料理、ベトナム料理、タイ料理等アジア料理は件数も多いです。また、スパムむすびやロコモコ、モコチキン、バター餅など日本食をアレンジした食べ物は、すっかりハワイの人のソウルフードになっています。日本の大学に進学した娘は、美味しいものがたくさんある日本で唯一食べたくなったのは美味しいフォーとバター餅だったそうです。

家で作るのはやはり和食が多いですが、ニジヤ、ミツワ、マルカイ、ドン・キホーテといった日系のスーパーマーケットも充実していて、価格が高いのが難点ですが揃わないものはまずありません。唯一手に入りにくかったのが生で食べられる卵でしたが、数年前から“ワイマナTKG”という生で食べられる卵も売られるようになりました。日系スーパーでも売っているのですがすぐに売切れてしまうので、海沿いの道をドライブしながらワイマナロの農場に買いに行き、1トレイ(=30個)の卵を買ってご近所におすそ分けし、戻って卵かけご飯を食べるのも休日の楽しみです。

日本とハワイの文化が融合「盆ダンス」

多くの異なった民族グループがそれぞれ独自の文化の要素を残し、それが混ざり合った文化もハワイの魅力だと思います。明治元年に初の日本人集団移民「元年者」がハワイに来てから今年で150年。日本文化も、ひな祭りや子どもの日はガールズデー、ボーイズデーとして、すっかりハワイの文化として定着していますし、何といっても盆ダンス。6月から9月初旬まで週末にあちこちの寺院で盆踊りが開催されます。日本の盆踊りと同じく気軽に参加して踊ることもできるのですが、複数の盆ダンスクラブがあって、それぞれのクラブが得意とする演目や振付けも違います。新聞に掲載される盆ダンスカレンダーの参加クラブを見て、お気に入りのクラブを目当てに参加する方も多いです。屋台もでるのですが、ホットドッグ、サイミン、ビーフン、アンダギーなどやはり国際色豊かです。

ハワイはどこよりもリピータ率の多い観光地。この他にも私の気づかないハワイの魅力があるのだと思います。ぜひ確かめに来てください。

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