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心地よい空間作り-Step2

1色だけでイメージをガラリと変える「色構成計画」とは(1/2ページ)

MieMie

2019/08/07

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涼しさを感じさせる寒色系カラー

暑中お見舞い申し上げます!
今季は遅めの盛夏の到来となりました。梅雨明けと同時に気温急激に上昇して、戸惑った方も沢山いらっしゃったことと思います。
そんな暑いなかで外出が多い方にとって、こうした猛暑で活躍するのが携帯式冷却グッズです。毎シーズン出てくる携帯式冷却グッズは種類も豊富でさまざまなものがあって、どれもデザインも可愛くて、オシャレだったり、私も、ついつい手が伸びてしまいます。
そんな冷却グッズですが、涼しく感じる寒色系のクールカラーを選ぶことで視覚刺激の相乗効果も加わって、より早くクールダウンにも繋がりますので是非、試してみてくださいね!

それでは前回に引き続き「居心地の良い空間作り」の続編です。居心地の良い空間作りの最初のStep1である「自分自身が快適と感じる空間のテーマや、嗜好の探し方について説明しましたが、今回は「居心地の良い空間作り」Step2-§1として、「色選び①」について説明していこうと思います。
はじめに色には「種類」と「性質」というものがあります。
まず「色の種類」は無彩色(ホワイト、ブラック、グレイ)と、有彩色(ホワイト、ブラック、グレイ以外の全ての色 )の2つに分かれます。一方、「色の性質」は色相(暖色、寒色、中性色=暖色、寒色以外の色)と、明度(明るさの度合い)と、彩度(鮮やかさの強弱)という3つに分かれます。
これらは色彩計画を行ううえで、より正確なイメージやテーマを表現する基礎になるので、カラーコーディネートを考える際に頻繁に登場しますので覚えてください。
居心地のよい空間作りのStep1として自分自身が快適と感じる「風景」「色」「物」といったものを思い浮かべるというお話をしました。では、その空間の色は無彩色でしたか? 有彩色でしたか? そして、それは暖色系統? 寒色系統? 明るいですか? 穏やかですか? 華やかですか?
これらの色彩がご自身の居心地の良い空間のキーポイントになるので、思い浮かんだイメージを言葉や文字に置き換えてメモを取っておきましょう。

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この記事を書いた人

MIE色彩研究社代表

自由が丘産能短期大学能率課インテリアコーディネーター課程卒業。産業能率大学情報マネジメント学部卒業。東京商工会議所カラーコーディネーター検定試験認定講師。電子機器製造メーカー、産業機械商社に勤めながら、社会人学生として産業心理学を学び、色彩と人間の意識との深い結びつきに共感。さまざまな社会経験を通して、色彩と人の意識に関わる数多くの実証の基、色彩スペシャリストとして事業を展開。東京都中央区銀座のオフィスではこれまでに培ったパーソナルカラー、空間色彩、商品色彩、カラースクール、色彩セミナーなどを個人、法人を問わず全国で行っている。趣味は街散策。

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