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教育費や老後資金はどうする?

40代でのマンション購入は遅い!? 40代で家を買うメリット・デメリットは?(1/6ページ)

牧野寿和牧野寿和

2017/08/15

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(c) moonrise – Fotolia

40代でマンションを購入する人が増えている!?

40代といえば、まだまだ収入が増えていく可能性はありますが、同時に家計支出も増えていく時期でもあります。子どもがいれば、教育費の支出が増える、もしくは、その準備を進めなければいけない時期です。

サラリーマンの方であれば、定年退職や再雇用、リタイアといった自身の今後のライフプランを考えつつ、老後資金の準備も進めるべき時期でもあります。さらには子どもの独立、高齢になる親の介護や同居の可能性も視野に入ってきます。

つまり、40代は大きな変化が起こり始める時期であり、その先のライフプランと家計収支について、20代、30代だったとき以上に真剣に考えなければいけない時期と言えるでしょう。

そのためか、ファイナンシャル・プランナーである私のところにも

「生涯、賃貸住宅に住むつもりだったけれど、老後を自分の家でゆったりと過ごしたいと考えるようになった」

「転勤が多い職場で社宅や官舎に住んでいたけれど、役職が上がって転勤もなくなったので住宅を購入したい」

といった理由から、40代の人が多く相談に来られるようになっています。

晩婚化も一因なのでしょうか、実際に、40代でマンションを購入する方は統計的にも増えているようです(総務省統計局の「家計調査(貯蓄・負債編)」のデータや金融機関へのヒアリングから分析しています)。

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この記事を書いた人

CFP、一級ファイナンシャル・プランニング技能士

1958年名古屋生まれ、大学卒業後、約20年間旅行会社に勤務。出張先のロサンゼルスでファイナンシャルプランナー(FP)に出会い、その業務に感銘を受け、自らもFP事務所を開業。 その後12年間。どの組織にも属さない「独立系」FPとして、誰でも必要なお金のことを気軽に考えてもらうため「人生を旅に例え、お金とも気楽に付き合う」を信念に、日本で唯一の「人生の添乗員(R)」と名乗り、個別相談業務を行なうとともにセミナー講師として活動している。 また、賃貸不動産の経営もしており、不動産経営や投資の相談にも数多くのアドバイスやプランニングをしている。

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