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「がん保険」は見直し前提での加入が基本(1/2ページ)

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イメージ/123RF

診断一時金のタイプが時代の主流に

2人に1人はがんにかかる──。

一度は聞いたことがあるフレーズではないでしょうか。

がんと聞くと、仕事をやめて、長期入院して、高い治療費がかかって……と想像する人も少なくないかもしれません。そのため、がんになったときの生活やおカネを心配して、何年も前からがん保険に加入している人も多いでしょう。

しかし、医療技術はどんどん進んでいます。早期発見できれば、短期間の入院で手術を終えるケースも増えているようです。その医療技術の進歩に伴って、がん保険もどんどん変化しています。

そこで今回は、がん保険の保障内容、そして保障内容がどのように変化しているかをご紹介します。

保障内容には、次のようにいろいろなパターンがあります。

・入院したとき、通院したとき、抗がん剤治療をしたときなど、それぞれの費用を保障するもの
・がんと診断された時点で、まとまったおカネを一時金として保障するもの
・再発した場合の給付金も保障するもの
・浅い部分のがんで転移の可能性が低い上皮内がんは保障の対象外で、浸潤している悪性新生物のみを保障するもの

最近のがん保険の大きな傾向としては、一時金で保障するタイプが増えているということです。

一時金のタイプが増えているのは、先述したように医療技術の進歩に伴うものと考えられますが、入院や通院を保障するタイプよりも使い勝手がいいことも理由として挙げられるでしょう。

たとえば、がんと診断されてもすぐに入院するわけではなく、まずは抗がん剤治療からスタートする場合があります。この場合、入院費用を保障する保険に加入していると給付金を受け取ることはできませんが、一時金であれば補てんすることが可能です。

あるいは、治療や入院の手伝いに遠くから来てくれる家族の交通費、抗がん剤によって必要になったウィッグの費用などを賄うことも可能です。

このように、一時金は受け取ってしまえば使い方は自由です。がん保険とは別に入院保障や通院保障の医療保険に加入している場合には、入院・通院に関しては医療保険で賄えるわけですから、なおさら一時金タイプに加入する方が効率的といえるでしょう。

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