住まいのノウハウ講義 / ライフスタイル / シェアハウス

シェアハウス生活で注意すべきこと(7)

「オープンな環境」だからこそ気をつけたいポイント

2016/03/28 内野匡裕

「共に生活空間を分かち合う」ことがひとり暮らしと異なるシェアハウスに友達を呼びたいときのポイントをまとめました。「親しき仲にも礼儀あり」を基本に、コツをつかんで共同生活を楽しみましょう。

「開き過ぎ」には注意して

 オープンスペースに自分の友人などを呼ぶことは、シェアハウスならではの楽しみです。ですが、ほかの入居者にとっては、知らない人が自分の住まいに入ってきているということになります。友人を呼ぶときは、そのことを常に意識しておくようにしましょう。

 また、人を呼ぶときのルールを運営会社が定めていなくても、同居人同士でルールを設けている場合もあるので、そうしたルールがあるのか、あるならどんなルールなのか、入居時に確認しておきましょう。

 リビングルームなど、シェアハウスの共有スペースは開かれた場所とはいえ、住人のなかには、住人以外の人が入ってくることに抵抗がある人もいるでしょう。家に人を呼ぶときは事前に「来週末に友達と3人でランチパーティをしたいけどいい?」など、予定を伝えて確認しておくといいです。

 事前に何も知らされず、帰ってきたら知らない人がいるということになってしまうと、不快に感じる人がいてもおかしくありません。ですが、あらかじめ人を呼ぶことを伝えておけば、そうした不快感を与えることは避けられます。

 予定を早めに伝えておけば、顔を合わせたくない人は来客がある時間は外出するなど予定を調整することもできるので、予定があれば早めに伝えておくようにしましょう。

 たとえ来客に抵抗のない人であっても、毎週末のように特定の個人が友人を呼んでリビングを独占していたらストレスが溜まりますよね。同居人も一緒にパーティーを楽しんでもらう、友達が帰ったあとは「今日はありがとう」と一声かけるなど、お互いに意見がいいやすいような環境づくりとフォローが必要です。


 特に、女性専用の物件に住んでいる場合の男性の訪問や、恋人とのお家デートは良く思わない人もいるかもしれません。自分がされたらどう思うか、よく考えて頻度や時間をわきまえるようにしましょう。

後片付けはしっかりと

 ひとり暮らしで宅飲みをしたことがある経験がある人はわかると思いますが、人がたくさん集まったあとは後片付けが意外と大変なものです。

 お酒を飲んだあとや眠たいときは明日片付けようと思ってしまいがちですが、シェアハウスではそのあとに同居人が共有スペースを使うかもしれません。自分が集まりを開いたときは責任を持って、きれいに片付けましょう。

 テーブルを拭いたり洗い物をしたりするのはもちろん、部屋に掃除機をかけたり、水まわりをきれいにするのも忘れずに。自分が気にならなくても、同居人は「知らない人の髪の毛が落ちているのが嫌だな」「シェアメイト以外の人がトイレを使ったら気になる」なんて思っている可能性もあります。

 掃除担当ではなくても、積極的に清掃して「ありがとう」の気持ちを伝えましょう。ゴミを多く出したときは「今週は私が代わりにゴミ出しやるよ!」など自分から進んで配慮をすれば、オープンにしていることに対してお互いにプラスの印象を持てます。

 もし他の人が友達を呼んでいたら自分は何を気遣ってほしいか考えて、同居人みんなが気持ちよく過ごせる空間をキープしましょう。

貴重品は自分で管理

 金銭トラブルは、シェアハウスでの信頼関係にヒビが入る原因になります。

 消耗品の割り勘で意見が食い違うこともあるくらいですから、誰かが友達を連れてくる可能性を考えて貴重品は自分でしっかり管理しましょう。お財布や貴重品は人の手の届かない場所に保管しておくと良いです。

 また、同居人同士では暗黙の了解でわかっているルールでも、シェアハウスが珍しい来訪者にとってはいろいろと興味がわく対象となる可能性もあります。高価なインテリアや専用の食器など、触ってほしくないものや壊れたら困るものはしまっておくほうが安全です。共通のお財布がオープンスペースに置いてある場合は、念のため人を呼んだときはどうするか話し合っておきましょう。

「個室にカギをかけてまで管理するのは同居人を信頼していないみたいで嫌だな」という考え方の人もいるかもしれませんが、勘違いでトラブルに発展してしまうケースもあります。

 シェアメイトとの信頼関係を築いて楽しい生活を送るためにも、貴重品の管理はしっかり行なって金銭トラブルの予防をするようにしてください。

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