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家具、インテリアを選ぶ以前の基礎知識(3/4)

まとまりやすい色の組み合わせを知って、部屋の配色を考える

2016/01/30 桑田 唯

部屋の色がなんだかちぐはぐな気がすると思っていませんか? 配色に関してはこうしなければいけないというルールはありませんが、まとまりやすい色の組み合わせのコツがあります。ここではそんな色の組み合わせをご紹介します。

広い部分には落ち着いた色を、目立つ色はアクセントに

 前の記事では、ベースカラー・アソートカラー・アクセントカラーを使った、部屋の配色の基本的な考え方を紹介しました。では、実際にどんな色を組み合わせるとお部屋がまとまって見えるのでしょうか?

 配色に関しては、絶対にこうしなきゃいけない!という明確なルールはありませんが、まとまりやすい色の組み合わせは確かに存在します。今回はそんな色の組み合わせをご紹介したいと思います。

 部屋のベースカラーは、日本の場合はほとんどの家の壁が白いので、ベースカラーも白になることがほとんどです。そこでアソートカラー、アクセントカラーをどのような配色にするかというのが決め手となってきます。

 色の組み合わせの大前提として、使いたい色のうち落ち着いた色はカーテンなどの広い部分に、より目立つ色は小物などでアクセントとして使うとまとまりやすい、といわれています。逆にしても問題ないといえば問題ありませんが、上級者向けといえるでしょう。

同系色のカラーでまとめてみよう

 お部屋の色が手軽にまとまりやすいのが、同系色の色を使うこと。たとえばオレンジと黄色、青と紫など、虹で隣り合っている色をイメージすると分かりやすいです。色がけんかせず、部屋が落ち着いた印象になります。

 また、ひとつの色の明るさや鮮やかさを変えた色で組み合わせてみるのもおすすめ。たとえば、緑色をとっても、新芽のような鮮やかな緑もあれば、抹茶色のような落ち着いた緑もありますし、もみの木のように暗い緑もありますよね。ひとつの絵の具の色に白や黒を混ぜて色を変えていく、とイメージするとわかりやすいのではないでしょうか。

 割と鮮やかな色を例としてあげましたが、白やグレー、黒を基調としたモノトーンや、ベージュやブラウンなど木の色のグラデーションでコーディネートするのも、まとまりやすいですよ。

色のトーンを気にしてみよう

 さきほど「いろいろな緑色がある」ということを例としてお話ししましたが、このような色の明るさや鮮やかさの違いのことをトーンと呼びます。

 ペールトーン、ビビッドトーン、ダークトーンなど、様々なトーンの種類がありますが、配色を考えるときはこのトーンのことも気にするといいと思います。

 なぜなら、同じトーンの色の組み合わせもまた、まとまりやすい配色だからです。赤と青など、同系色ではない色を組み合わせたい場合は、このトーンを揃えてあげるとうまくまとまる場合が多いです。

 同系色でまとめる場合、少し退屈な部屋になってしまうこともあります。もう少しメリハリを出したいという方は、このように同じトーン内で同系色ではない色を選んでみてはいかがでしょうか。

補色の関係をうまく使ってみよう

 さらにお部屋にインパクトを持たせたい!というときは、補色の関係をうまく使ってあげるといいでしょう。

 補色とは、お互いの色をもっとも目立たせるよう効果のある色の組み合わせのこと。たとえば赤と緑、黄色と紺、オレンジと青などが代表的な補色の組み合わせですが、この色の組み合わせのロゴなどは、かなり目立ちますよね。

 このような色の組み合わせを取り入れると、部屋にメリハリが出て引き締まって見えます。ただ、補色を使うときに注意していただきたいのが、補色を使う面積の大きさにきちんと差をつけるということ!たとえば赤と緑を使いたいとき、どちらも同じくらいの面積だと、主張が激しすぎて落ち着かない部屋になってしまうことも。

 前回紹介した、色の黄金比率「ベースカラー:アソートカラー:アクセントカラー = 70:25:5」を基本に、あくまでもアクセントとして取り入れてみてください。

 部屋の配色はなかなか頭を悩ますポイントですが、アクセントカラーに関しては小物を入れ替えれば気軽に変えられるので、「こうしなきゃ!」と思うのではなく、自分が好きだと思う色を選んでも大丈夫です。

 次の記事では色ごとの心理的な効果についてご紹介します。

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