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女性にとって外せない重要ポイント

バス・トイレ、洗面台。水周りにこだわる人の部屋選び

2016/01/04 佐藤ゆみ

お風呂や洗面台というのは女性にとっては大事な存在です。バス・トイレ別はもちろん、独立洗面台にこだわる人も少なくありません。そうした水回りを重視する人のための部屋選びについて考えてみましょう。

生活の必需品 バス・トイレ別はやっぱり人気

 女性が物件選びでこだわる施設のひとつが「バス・トイレ」です。これらが一緒になっている「ユニットバスタイプ」なのか、「別々に独立しているタイプ」なのかは、物件選びの大きなポイントです。

 女性にとってお風呂の時間は特別なもの。お気に入りのシャンプーやボディーソープ、バスグッズをそろえて、自分だけのくつろぎの時間を過ごしたいと考える女性は少なくありません。しかし、バス・トイレがひとつの空間にあるいわゆる「3点ユニット」の場合には、どうしても空間づくりに制限が出てきてしまいますし、何よりもゆっくりくつろぐには不向きです。

 また、このタイプのお風呂の場合、トイレが横にあるため体を洗う場所もバスタブのなかということになります。ゆっくり湯船につかりたい、湯船でマッサージや半身浴をしたいという希望を持った人の場合、使い勝手が悪くストレスを感じてしまうでしょう。

 さらに、3点ユニットの場合はトイレとの間仕切りにシャワーカーテンを設置しなくてはなりませんが、そのシャワーカーテンにカビが生えてしまうことも多くあります。トイレに関しても、お風呂の湿気でトイレットペーパーが湿気ってしまったり、衛生面が気になったりという声も聞かれます。換気機能も整っているタイプか、内見の際には気をつけて見てみることが必要です。

 その他、来客の際にトイレとお風呂を同時に使うことができないという不便さもあります。

 3点ユニットの物件は1970年代後半くらいに普及し、築35年前後の物件に多くみられます。平米数も15~6平方メートルとコンパクトなつくりが多いため、安い賃料で居室を少しでも広く使いたいという人、シャワー派なのでバス・トイレ環境はあまり気にならないという人であれば、3点ユニットバスを選択するのもよいかもしれません。

毎日のお化粧や髪の毛のブローに便利 独立洗面台

 朝はどうしても慌ただしくなってしまいますが、そんな中でも、髪の毛を整えたりお化粧をしたりと鏡に向かう時間が多くなります。しかし、洗面台がお風呂場のなかに設置されているタイプでは、コンセントが無いためドライアーやヘアアイロンが使用できません。

 そのため洗面台とは別に部屋の中に鏡台を設置したり、用意の度に鏡を取り出さなくてはならず、部屋のスペースを取られてしまったり、お風呂と部屋とを行ったりきたりすることもあるなど効率も悪くなってしまいます。さらに抜け毛や化粧品の粉などが床に散らばることも多く、部屋の掃除が大変です。

 また、お風呂場に洗面台がある場合、歯ブラシや化粧品などを置きっぱなしでは衛生面であまりよろしくありませんし、お風呂の後に洗面台を使いたい場合、床がぬれているため裸足でないと使えないというデメリットもあります。

 一方、独立洗面台がある場合はこれらの問題は解決できますし、洗面台の収納スペースに化粧品やヘアオイルなどを置いておけるので朝の身支度がスムーズに行えます。さらに便利なのがシャワーヘッドつきの洗面台です。寝癖などをササッと濡らして整えることができるのでとても重宝します。

洗濯機置き場は、屋外よりも屋内にしたい

 毎日の洗濯は気持ちよく行ないたいものです。賃貸物件の場合、洗濯機置き場が室内にある物件と、屋外にある物件にわかれます。

 築10年以内の物件であれば室内に洗濯機を置けるスペースがある場合がほとんどですが、築年数の古い物件となるとベランダなどに洗濯機を設置しなければならないといったお部屋もまだまだ多く存在します。

 女性におススメなのはやはり屋内に洗濯機置き場がある物件です。屋外に洗濯機を置く場合は、下着などの洗濯物の盗難の心配がありますし、天候の影響も直接受けますので、寒い冬などは洗濯物を洗濯機の中から取り出すだけで手も体も冷え切ってしまいます。また日光やホコリなどが洗濯機の故障・劣化の原因になる場合もあり、洗濯機の寿命を縮めてしまいます。さらに動作音も周囲に響いてしまうので回す際には気を使わなくてはなりません。

 これらの点を考えると、洗濯をストレスにしないためには屋外よりも屋内に洗濯機を設置するほうがよさそうです。


 水周り設備が使いづらいと部屋に愛着がわかず、掃除もおろそかになり、さらに愛着がなくなってしまうという負のスパイラルに陥る可能性もでてきます。物件選びの段階で使いやすい設備を選んでおく事が大切ですので、水周りにはこだわって物件を選んでいきましょう。

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