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ぐっすり眠れる寝具の見つけ方(3)

ベッドの選び方(2) 素材と通気性にこだわったベッドフレームを手に入れよう

2016/02/29 桑田 唯

マットレスを載せる土台となるベッドフレームは、デザインや素材によって寝室の印象を大きく変えてしまいます。長く使うものだけ慎重に選びたいアイテムのひとつです。ベッドフレームを選ぶときは、デザインだけでなく、素材と通気性に着目してみましょう。

ベッドフレームの素材を選ぼう

 ベッドにはさまざまなタイプがあり、購入するときはなかなかすぐに決められないアイテムです。ベッドは、ベッドフレームとマットレスの大きく分けてふたつのパーツから成り立っています。

 特にベッドフレームは、デザインや素材でお部屋の印象を左右しますし、なかなか買い替えないアイテムなのでより慎重になってしまいますよね。ベッドフレームを選ぶときのポイントにはどんなものがあるのでしょうか?

木製フレームならどんな部屋にも合わせやすい

 ベッドは大きさがあり目立つので、インテリアの雰囲気を左右します。ですから、イメージしているインテリアに合ったベッドフレームを選びたいものです。

 ベッドフレームの素材は大きく分けて木製かスチールパイプがあり、特に木製が主流となっています。

 木はどんな部屋にも合いやすく、ぬくもりが感じられる素材です。色は、暗い茶色から明るめのナチュラルまで豊富にあるので、部屋の床の色に合わせると自然になじむはず。木製のロータイプのベッドなら、和室にも合わせやすいといえるでしょう。

 素材の仕上げ方もさまざまで、木目をそのまま活かしたナチュラルなものもあれば、ユーズドっぽく加工したもの、磨き上げて高級感を出したものなどがあります。

 一方、木製フレームのデメリットは、どうしても重たくなってしまうこと。自分で組立てる場合、ひとりだととても大変です。1階から2階まで運ぶのも一苦労なので、購入時に、お部屋に設置サービスがあれば積極的に利用したいところです。

 スチールパイプは木製と比べてとても軽いのがメリット。ヘッドボード部分のデザインも豊富で、アンティーク・クラシカルな雰囲気にしたい人にはおすすめです。ただ、パイプの塗装によってはどうしても安っぽく見えてしまうことも。つやっとした塗装よりも、マットな質感のもののほうが落ち着いた雰囲気に見えるでしょう。

 また、スチールパイプは使っているうちに留め具などがゆるみ、きしみが気になることもあるため、定期的なメンテナンスが必要になります。

床板の構造をチェックしよう

 ベッドフレームを選ぶポイントとして、床板の構造も重要です。床板とは、ベッドにマットレスを載せる部分のこと。人は寝ているときにコップ1杯分の汗をかくといわれており、マットレスや布団にはどうしても湿気が溜まってしまいます。ベッドは、床に布団を直接敷くのと比べて通気性が良いのですが、とはいえ床板の構造によって通気性は大きく変わります。

 空気の通り道となる隙間があいている床板のほうが通気性がよく、たとえば金属のメッシュのような床板や、すのこのような床板がおすすめです。

 ベニヤ板に布を張った布板の床板もよく見かけますが、こちらはやはり通気性がよくないので、マットレスをこまめに立てかけるなどして風を通してあげる必要があります。だからといってダメかといえばそうではなく、寒い時期には冷たい空気が入ってこないというメリットもあるので、このタイプを選ぶならこまめに風を通すことを心がけてください。

 また、最近ではただマットレスを載せるだけではなく、寝心地も考えられたウッドスプリングという床板もあります。これは、すのこのような板をアーチ状に組み、クッション性をもたせたもので、体の曲線や寝返りに合わせてしなるので、体圧の分散がされやすく、いい姿勢で眠れます。使用していない状態ではアーチ状になっているので、マットレスが少し持ち上がり、通気性はすのこよりも優れています。体型や好みによってそれぞれの部位のしなり具合を変えられるものもあり、寝心地にこだわりたい人にはおすすめです。

 以上、ベッドフレームの素材と通気性についてお話ししましたが、どんなタイプがお好みでしょうか?

 フレームの上にマットレスではなく、布団を敷きたいという人もいらっしゃいますが、その場合はマットレスよりも体重が分散されにくく、すのこの床板だと木が変形してしまうこともあるのでご注意ください。

 次回は、ベッドの付加機能についてご紹介したいと思います。

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