住まいのノウハウ講義 / リフォーム / 業者の選び方

リフォームに必要な情報の集め方(1/2)

事前の情報収集がリフォーム成功のカギ

2016/02/12 森田祥範

リフォームについて「こうするのが正しい」という答えは、何を見てもわかりません。だからこそ、事前の情報収集がなによりも大切です。納得できるリフォームになるかどうかは、必要な情報をいかに的確に集められるかにかかっています。本項では、リフォーム情報の集め方を見ていきましょう。

できるだけ多くの施工例を見る

 キッチンをきれいにしたい。浴室を一新したい。収納スペースを増やしたい…。リフォームに対する要望は人それぞれ。そして、その要望を実現させるためのプランも、住まいの現状や予算によって違ってきます。

 自分たちの要望を実現するには、どんなリフォームをすればいいのか。それを知るための出発点は、リフォーム施工例を数多く見てみること。書店や図書館でリフォーム関連書を探したり、インターネットのリフォーム業者のサイトで施工例をチェックしたり。

 ビフォー・アフターの写真や間取り図に数多く目を通していれば、自分たちの現状やニーズに近い施工例がきっと見つかります。そして、「吹き抜けの感じは施工例Aのほうが素敵だけど、階段の向きは施工例Bのほうがいい」など、リフォームしたいカタチが少しずつ固まっていくはず。完成イメージがリアルであればあるほど、その後の情報収集も進めやすくなります。

モデルハウス、ショールームに行ってみる

 いろいろな施工例を見ても、どうしてもピンとこない…。そんな場合は、住宅メーカーのモデルハウスや住宅機器メーカーのショールームに足を運んでみるといいでしょう。

 そこで最新の住宅設備や驚きの新機能にふれてみると、「これカッコイイ!」「この機能、ウチにほしい!」など、リフォームのヒントがかならず見つかるはずです(ショールームの利用法は別項で解説します)。

専門家の意見を聞く

 もし、耐震補強のためのリフォームを考えているなら、早い段階で、耐震診断を行なっている専門家の意見を聞くべきです。我が家ははたして安全なのか。安全でなければ、どんな補強をすればいいのか。そこがリフォームの出発点になるからです。

カタログやチラシを集める

 リフォームの方向性が見えてきたら、必要な資料を集めましょう。たとえば、浴室のリフォームを考えているなら、住宅設備メーカーの浴室・浴槽・洗面化粧台・水栓金具・水回りユーティリティーといった商品カタログを取り寄せるわけです。主立ったメーカーのカタログを集めれば、商品ラインナップがどのようになっているか、それぞれの価格はいくらくらいか、などがわかります。

 新聞の折り込みにリフォーム業者のチラシが入っていたら、捨てずにファイルしておきましょう。それぞれのチラシを比較することで、工事費の相場がある程度見えてきます。

口コミ情報を集める

 友人知人にリフォーム経験者がいれば、自宅を訪問して施工例を見学し、経験談やアドバイスを聞いてみましょう。

 マンションのリフォームを考えている場合は、同じマンションでリフォームした人がいないか、ぜひ探してみてください。マンションリフォームは管理規約などで「できること」と「できないこと」が明確に決まっているので、実際にリフォームした人に話を聞けば、より現実的なリフォームプランが立てられます。

依頼先情報を集める

 リフォームプランがある程度固まってきたら、リフォーム工事を依頼すべき業者の情報を集めましょう。

 あなたが一戸建てにお住まいなら、その家を建てたハウスメーカーや工務店にリフォーム業者を紹介してもらうのもひとつの手です。あるいは、地元で古くから営業している工務店に聞いてみたり、リフォーム経験者の友人知人に紹介してもらうのもいいでしょう。

 もちろん、あなたなりの視点で業者を探すのもOK。チラシを比較検討するのもいいでしょう。また、インターネットを使えば、複数のリフォーム業者を一度に比較できる便利なサイトが見つかったりします。

 ただし、ネットで業者探しをするときに問題になるのが、そのサイトの信頼性。良心的なサイトは、ある一定の基準を満たしたリフォーム業者しか登録できない仕組みを取っていますが、なかにはどんなリフォーム業者でもノーチェックで載せているサイトもあります。ここでは、信頼性の高いサイトとして「リフォネット」「Goodリフォーム.jp」を紹介しておきます。

「リフォネット」
http://www.refonet.jp/

「ホームプロ」
http://www.homepro.jp/

「Goodリフォーム.jp」
http://www.goodreform.jp/

資金面・法律面の情報収集

 資金計画についても、情報収集が必要です。手持ちの資金が不足しているのであれば、どこかから融資を受けなければなりません。

 公的融資としては、住宅金融支援機構のリフォーム融資があります。ただし、この融資が受けられるのは、バリアフリー工事か耐震補強工事に限られます。

 財形貯蓄を1年以上続けていて、残高50万円以上ある人が受けられるのが、財形住宅融資。融資限度額は残高の10倍以内で、工事費の80%まで、上限は4000万円です。

 手続きが簡単なのは、民間の銀行ローン。リフォーム会社と銀行・クレジット会社が提携したリフォームローンもあります。金利や返済方法・返済額も含め、自分に合ったローンを検討しましょう。

 一戸建て住宅をリフォームする場合は、建築基準法の規定を受け、役所への確認申請が必要なケースもあります。また、マンションをリフォームする場合は、管理規約の規定を受けます。いずれにしても、リフォームでやってはいけないことが決まっているので、法律・規約面の情報収集もしっかりやっておきたいものです。

一番最初に決めておきたいこと

 これからどのような生活や住い方をしたいのか? なぜリフォームが必要なのか?

 これらのことを家族間でしっかりと話し合いをしながら、計画を進めていきたいものです。まず商品ありきでは後々の不満の元にもなりかねません。満足のいく、良いリフォームをするためにも、見落としてはいけない重要ポイントです。

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