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資金計画に組み入れておきべき諸費用

住宅ローンを組むために必要な費用とは

2016/01/04 小島淳一

ローンを組むということはお金を借りることなので、当然、利息がかかります。そ他にも印紙代や事務手数料など物件価格の3〜8パーセントの費用がかかるので資金計画を考えるときは注意してください。

住宅ローンにはいろいろな費用がかかる

 当たり前のことですが、ローンを組むということは、どこかからお金を借りるということで、それは住宅ローンであっても同じです。将来支払いをすることになるのは、元金(借り入れた額)だけではありません。当然、金利によって発生した利息も一緒に支払っていくことになります。また、利息以外にも、住宅ローンを組むための印紙代や事務手数料もかかります。

 また、借り入れ先によっては、住宅ローンを返済できなくなったときのために保証会社との契約を審査の際に重視している場合や、不測の事態に備えて保険への加入を条件にしている場合があります。この場合は保証料や保険料も支払うことになります。これらはどこの金融機関に、どういうプランで借りるかによっても違いが出てくるので、よく比べてみましょう。

利息以外にも支払わなければない費用

 ここからは、元金以外に支払わなければいけない費用について見ていきましょう。

1.利息
 ご存知の通り、利息とは元金と一緒に支払っていくもので、「元金+利息」の合計が返済額となります。利息の額はその時々の金利で決まりますが、この金利タイプには大きく分けて固定金利と変動金利があります。

 固定金利とは、決められた一定の期間は利用者に適用される金利が上がりも下がりもしないというもので、支払い額が予測しやすいというメリットがあります。変動金利は金利の上下に影響されるものの、固定金利より低めに設定されていることが多いです。

2.事務手数料
 事務手数料は借入金額に関わらず一律の費用がかかります。金融機関によっては事務手数料を無料にしてくれるサービスを行なっている場合があります。

3.保証料
 保証料は、何らかの理由で金融機関への住宅ローン返済が滞ってしまった場合に、代わりに支払ってくれる(金融機関への支払いを保証してくれる)保証会社に対して支払うものです。代わりに支払ってくれるといっても、返済が免除されるわけではありません。ローンの残額は保証会社に支払わなければなりません。

 民間の金融機関の住宅ローンは保証会社と契約することが条件になっていることが非常に多いです。条件になっていない場合でも、保証会社を利用することで住宅ローンの審査が通りやすくなります。
この保証料にも、計画的に支払える分割払いと、支払い額がお得になる一括払いがあります。


4.保険料
 保険料に関しては、物件購入の際におそらく最も多くの人に関係するのが「団体信用生命保険」です。これに加入していると、債務者に万一のことがあって返済ができなくなった場合、住宅ローンの残りを払ってもらえます。保証会社に支払いを代わってもらった場合と異なり、残りの住宅ローンを払う必要はありません。

 団体信用生命保険は銀行が負担してくれる場合が一般的ですが、機構財形住宅融資やフラット35など、支払いが発生する場合もあります。ちなみに健康状態に不安がある方の場合は、あえてフラット35の団信無しで申し込み、一般の収入保障保険に加入するほうが実はお得な場合もあります。

 また、火災保険、地震保険も一般的です。金融機関では火災保険への加入をすすめていることが多く、住宅ローンを組む条件になっていることも多いです。保険料は保証内容によって違いがあるので、自分にあったものを選択しましょう。


5.その他の費用

 そのほか、購入するのが区分マンションであれば、管理費や修繕積立金などがかかります。管理費や修繕積立金などの費用は、月々の住宅ローンの返済とは別に考えておくことが必要です。

 また、これは一戸建ての場合も区分マンションの場合も共通して言えることですが、物件を購入した場合は、住宅ローンを支払っている間も、毎年、固定資産税がかかります。

 ここまであげた以外にも、住宅ローンを組む際に支払いが発生するものはあります。それら諸費用は合わせて物件価格のおよそ3~8%かかるのが一般的とされています。
資金計画を考える場合には、これらの諸費用についても計算に入れておかなければなりません。

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