住まいのノウハウ講義 / 不動産投資 / 物件の選びかた

収益物件の裏を見抜くための知恵(5)

個人投資家が優良物件の情報を最速で手に入れる方法とは?

2016/03/28 枦山 剛

優良物件は情報が公開される前に不動産会社がいち早く買い取ってしまうように、個人投資家と不動産会社の間には圧倒的な情報格差があります。個人投資家はどのように情報を収集していけばいいのでしょうか。

不動産会社はどうやって情報を集めているのか

 不動産投資は情報戦の側面が大きいものです。優良物件が売りに出ると、いちはやくその情報を入手できる不動産会社が自社で買い取ってしまうことが少なくありません。そうなると、不動産会社はどうやって新着物件の情報を入手しているのかが気になるところです。

 不動産会社の営業マンがやっている物件情報の収集は、だいたい次のようなものです。

(1)レインズを閲覧する
(2)物件の売り主から直接売却を依頼される
(3)「楽待」「健美家」など不動産投資に特化したポータルサイトを閲覧
(4)不動産会社のサイトを見る、直接訪問する
(5)競売に参加する
(6)不動産を担保に融資をしてる金融機関からの紹介


「あれ? 特別な方法はないの?」と思った人はたくさんいらっしゃるのではないでしょうか? そうなのです。不動産会社であっても、たとえば極秘ルートがあるとか、闇の不動産売買市場があるとか、そんな特別なことがあるわけではなく、ごく普通の方法で物件情報を集めているのです。

 しかし、副業で不動産投資を行なっている個人投資家と不動産投資に特化した不動産会社では、情報に接している時間、収集にかけられる時間に格段の差があります。この差が圧倒的な情報量の差となるのです。

信頼できる担当者と懇意になる

 それでは、個人投資家がいちはやく優良物件の情報を得るにはどうしたらいいのでしょうか?

 そのいちばんの近道は、優秀な(信頼できる)営業担当者と信頼関係を築いておくということです。「いい物件があれば買いたい」という投資家はたくさんいます。そして、優秀な営業担当者であればあるほど、多くの投資家から「いい物件があれば知らせてほしい」と頼まれているはずです。優良物件が出たときに、その多くの投資家のなかから、「あの人なら」と真っ先に声をかけてもらえるような関係をつくるのが理想的です。 

 そのために大切なのは、こちらも誠意をもって対応すること、強い購入意欲があると伝えることです。「いい物件があれば買いたい」という人が多いということは、逆にいえば「実際には買わない人」が多いということでもあります。

 ですから、「買う気がなさそうなのに態度が悪い人」や「手間ばかりかかるけれど買ってくれない人」は営業担当者にとっては、もっとも避けたい人なのです。これは不動産投資に限らず、すべてのビジネスに共通のことだと思います。

 ビジネスのパートナーとして誠意を持って接すること、自分からこまめにコンタクトをとって購入意欲をアピールすること。そうしたことの積み重ねで信頼関係をつくることができれば、優良物件の情報を流してもらえる確率は格段に高まるはずです。

 さらに時間のある方は、いかに不動産屋といってもすべての新規物件を把握できているわけもありませんし、すべての優良物件がレインズに登録されているということもありませんので、自身で投資不動産のポータルサイトをまめに確認したり、不動産購入前でも入会できる大家さんの会に入会して仕入先情報を得たりといった自身の情報収集もとても有効です。

<< 前の記事 次の記事 >>

講師に感想や読みたい記事のリクエストを伝えよう

注目の講師

住まいの大学 書籍のご案内
HOME4U