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不動産業者の上手な選び方、つき合い方(3/4)

大手不動産会社と地域密着型不動産会社、どちらがおすすめ?

2016/01/29 大友健右

大手不動産会社と地域密着型の不動産会社は何が違うのでしょうか? それぞれのメリット、デメリットを理解してより自分の部屋探しに合った不動産会社選びに役立ててみましょう。

多店鋪型と地域密着型

 インターネットで物件探しをしていると、たくさんの不動産会社の情報が掲載されていて、どこにお願いすればいいのか迷いがちですよね。

 不動産会社といっても、規模や形態などの特徴でいくつかに分けることができます。大きく分けると支店が各地にある大手不動産会社と、地域密着型の不動産会社に分けられます。

 誰もが会社名を知っているような大手がいいのか、それとも地元で長く営業している町の不動産屋さんがいいのか…、それぞれいいところと悪いところがあるので、どちらが自分に合っているか考えて不動産会社選びの参考にしてみてください。

大手不動産会社のメリットとデメリット

 全国に支店があるような大手不動産会社のメリットは、まず情報量の多さがあげられます。ネットワークの広さもポイントです。

 広いエリアをカバーしているので、エリアを絞りきれていない場合は各駅に支店があるような不動産会社で探すほうが効率的です。エリアを広げたり、絞ったりしながら広い範囲を探せるのでそれだけ選択肢も広がります。

 また、安心感もメリットのひとつです。名前を知っている会社やテレビなどでコマーシャルを見かける会社にはやはり安心感がもてますね。外から店内の雰囲気もわかりやすく、気軽に入りやすいのもメリットのひとつです。

 ただし、担当者が支店に異動してきたばかりという場合もあるので、地域に密着した情報など期待できないこともあるでしょう。大家さんとのつながりも地域密着型店鋪に比べて強くないので、家賃や条件の交渉などはしにくいかもしれません。また取り扱い物件が多いため、物件を詳細まで把握できていないことも多いです。

地域密着型不動産屋さんのメリットとデメリット

 大手不動産会社とは違って、個人で経営されているような不動産屋さんもたくさんあります。そうした不動産屋さんのメリットは何といっても、地域の密着性です。地域に根ざした情報はかなり詳しく聞くことができます。

 住みたいエリアがすでに決まっている場合は、地元の駅で昔から営業しているような不動産屋会社にお願いして探すのがいいでしょう。大家さんと長いつき合いというケースも多いので、細かい情報を早く正確に取得できるというメリットがあります。また大家さんとの独自のつき合いから、大手では見つからないような格安物件や掘り出しもの物件が見つけられる可能性もあります。

 一方で、デメリットになるのはカバーしている地域の狭さや情報量です。会社のある地域近辺には強くても、近くの物件情報に限られてしまいます。

 大手に比べて物件数も少なく、得意なエリア外の物件の場合、古い情報のままになっていることもあります。また、地域密着型不動産会社のなかには、賃貸よりも売買をメインに扱っているところがあるため、賃貸契約にあまり熱心でないこともあるようです(そうした違いは外見では見分けがつきません)。店鋪の雰囲気がわかりづらく、敷居が高いのもデメリットのひとつです。

希望条件に合わせて不動産会社を選びましょう

 以上、それぞれの特徴とメリット、デメリットをご説明しましたが、エリアが絞りきれていない場合や、広範囲で効率よく物件を探したい場合は大手不動産会社が便利です。逆に住みたい場所が明確に決まっていて、地域の詳細を聞きながらいい物件を探したい場合は地元密着型不動産会社がおすすめといえるでしょう。

 もちろんすべての不動産会社が当てはまるわけではなく、あくまで傾向です。店鋪や担当者によっても対応はだいぶ変わります。タイプの違ういろいろな不動産会社に行ってみて、親身になってくれる担当者がいる不動産会社を選ぶようにしましょう。

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