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だいたいの目安は家賃の6~7カ月分

契約から入居までにかかる初期費用はどのくらい?

2016/01/04 細山勝紀

賃貸契約を結ぶには、敷金、礼金、仲介手数料などいろいろは費用がかかります。総額でどのくらいの費用がかかるのでしょうか? いくらぐらい用意しておけばいいのかを把握しておきましょう。

契約から引越しまでかかる費用はいろいろ

 賃貸住宅に入居するための初期費用として、家賃の6~7カ月分がだいたいの目安になると言われています。家賃が6万円の部屋を借りるためには、36~42万円くらいの初期費用がかかると考えておきましょう。

賃貸契約時にかかる費用

 賃貸契約時にかかる費用はどんなものがあるのでしょうか?ひとつひとつ確認していきましょう。

(1)敷金
 家賃の担保のために家主に預けておくお金です。一般的に家賃の1~2カ月分であることが多いです。家賃の滞納があった場合や退去時に部屋の修繕が必要な場合にこの敷金からその費用がひかれます。修繕の必要がなかった場合やあまった敷金は返金されます。

(2)礼金
 家主に支払うお礼金なので、退去時に戻ってくることはありません。一般的に家賃の2カ月分であることが多いですが、家賃の1カ月分である物件や、礼金を払う必要のない物件も増えてきています。

(3)仲介手数料
 不動産会社に支払う手数料です。だいたい家賃の1カ月分です。不動産会社が家主と入居者の仲介に入る場合にかかる費用なので、不動産会社が所有している物件を借りる場合は、仲介手数料はかかりません。

(4)当月分の家賃
 入居を開始する月の家賃を契約時に支払います。月の途中からの入居になる場合は、日割り計算をして家賃を算出することが多いです。
 たとえば、家賃6万円の物件に11月21日から入居する場合は、11月末までの残りの日数である10日間分を支払います。この場合、当月分の6万円÷30日×10日間で計算し、2万円ということになります。

(5)前家賃
 入居月の翌月の家賃も契約時に支払うことが多いです。上の例でいえば、入居する11月の翌月、12月分の家賃として1カ月分を支払います。

(6)損害保険料
 損害保険会社に支払う、損害保険、火災保険などの保険料です。賃貸物件では損害保険への加入が義務付けられていることが多いので予算に入れておきましょう。保険料の目安としては1~2万円程度です。

契約後にかかる費用

 次に契約後にかかる費用を見てみましょう。

(1)引越し費用
 引越し時期や荷物の量によって異なります。単身者の場合は5万円くらいが相場とされていますが、どの引越し会社に依頼するかでもだいぶ変わってきます。3~4月など引越しの多いシーズンには金額が上がりますし、引越し会社によっても数万円の差が出てきます。複数の引越し会社を比較したり、見積もりがとれるサイトもありますので活用しましょう。

 ただし、一括見積もりのサイトを利用すると、たくさんの引越し会社から一斉に電話がかかってきて、その対応に追われることになりますので、利用は慎重に考えてください。

(2)管理費、共益費
 物件によっては、家賃とは別に管理費や共益費が数千円から1万円程度かかることがあるので事前に確認しておきましょう。毎月の支払になるので、これらの費用も含めて家賃と考えておきましょう。

(3)家具、家電
 実家から出てひとり暮らしを始める場合は、家具や家電を揃えなければなりません。ひとり暮らし用に新生活の家電、家具を一式そろえるとだいたい10~20万円くらいかかるようです。

全部でいくらぐらい必要?

 では、家賃6万円で部屋を借りる場合の初期費用をざっくりと計算してみましょう。

 敷金・礼金(それぞれ2カ月分の場合) 24万円
 仲介手数料               6万円
 当月分家賃               2万円(残り10日分の場合)
 翌月分家賃               6万円
 保険料              1万5000円
 管理費・共益費            5000円

 これらを合計すると、契約時にかかる初期費用の合計金額は40万円くらいになります。これに引越し費用5万円と、家具家電をそろえる費用10~15万円をくわえると、55~60万円くらい必要ということになります。

 礼金や仲介手数料は物件ごとに異なります。なかには礼金を支払う必要のない物件もあるので、初期費用を抑えたい場合は条件に加えて物件探しをしてみましょう。

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