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女性のための失敗しない部屋選び、4つのポイント

2016/01/04 佐藤ゆみ

絶対に失敗したくない部屋選び。どんなポイントに気をつければいいのか、その4つのポイントを解説します。気に入った部屋を見つけたら、内覧のときに居心地を確かめてみるのもおすすめです。

気をつけるポイントは?

 進学、就職などを機に、ひとり暮らしを始める人にとって、部屋選びは大きな楽しみでもあり、課題でもあります。引越しを考えている人にとっては、さらに理想に近い部屋を探すチャンスです。自分の好きなところに住んで、思い通りの部屋をつくれると思うとワクワクしますよね。

 ここでは、部屋選びを失敗しないために、どんなポイントに気をつければいいのかを考えてみたいと思います。部屋選びのポイントは、大きく分けると次の4つになります。

1.家賃
2.住むエリアの周辺環境(街の雰囲気や利便性など)
3.部屋の内部の環境(間取りや設備、デザイン性、収納スペースの広さなど)
4.防犯・安全性(立地、防犯環境、管理の質など)

ここでは、それぞれのポイントについて見ていきましょう。

部屋選びの4つのポイント

ポイント1 家賃

 まずは「家賃」です。やはり家賃はいちばん最初に考えるべきものです。家賃として払える金額の上限が決まっていれば、住める物件は自ずと限られてきます。
一般的に家賃の上限は月の収入の1/3程度が目安といわれていますが、これらも生活のスタイルや習い事などの有無、職場の補助などによっても大きく変わるところです。また、家賃、共益費、駐車場代などトータルで計算しておくことも忘れずに。


ポイント2 住むエリアの周辺環境

 家賃の予算を決めたら、次は住むエリアについて考えましょう。「住むエリアの周辺環境」は、個人の「生活スタイル」と大きな関係があります。たとえば、仕事で夜遅くなってしまう人は、閉店時間が早い個人商店の集まっている街よりは、深夜営業、24時間営業のスーパーがあるエリアなどを選んだほうが便利ですよね。

 また、流行に敏感な人たちが集まるようなエリアを選んだ場合、おしゃれな店は多いものの、スーパーなど日常生活に密着した店は少ないので、そうした利便性は犠牲にしなければなりません。

 つまり、「自分の生活で重視する部分は何なのか」を理解した上で住むエリアを決めないと、いざ住み始めてから、自分のニーズとのギャップに不便や不満が生じることになります。住むエリアを決める際には、自分の生活スタイルをもう一度見返して考えてみると共に、生活に必要な施設やお店の案内までも含めたきめ細やかなアドバイスをしてもらえる不動産会社選びも重要ですね。


ポイント3 部屋の内部環境

「部屋の内部の環境」は、「自身の好みを生活に活かせるか」を決める大きなポイントです。

 洋服が好きで、シーズン毎に新しい服を買い足したいという人であれば、収納が充実した部屋を選ぶことは必須ですし、自炊派の人であればキッチンの広さや使いやすさは十分に吟味する必要があります。また、ビューティーケアに重きを置いている人は、毎日のバスタイムやメイクの充実のためにバス・トイレ別で、独立洗面所のある部屋にしたほうがよいなど、「好き」や「大切」と思う気持ちが満たされるかどうかは、部屋の設備に大きく関係してきます。本当に自分が好きなことは何か、部屋決めの際にもう一度見直してみることが大切です。

 また、内見の際に、気になる物件にめぐり合った時には遠慮をせずに「居る」時間を長くしてみることです。10分より20分、20分より30分とその部屋の中に「居る」こと。滞在時間を少し長めにとることで「好き」「落着く」「心地いい」を体で感じることができるのです。


●ポイント4 防犯・安全性

 これは女性だけに限りませんが、「防犯・安全性」はとても大切です。「もしも何かあったら…」などと考えても正直あまり楽しいものではありません。気にしないですむのであれば、他の面での条件を重視したいと思う方もいるかもしれません。

 しかし、女性のひとり暮らしでは、「家に帰ったら知らない人が潜んでいた」なんてことも実際起こっています。「強盗」、「性犯罪」、「ストーカー」など、女性にとって犯罪は自分たちが思うよりも身近に迫っている存在なのです。「自分は大丈夫」とは思わずに、防犯・安全性の高い物件を選ぶことが大切です。

 具体的な防犯面での対策システムで、オーソドックスなのは「オートロック」。こちらは1970年代後半から普及し始め、昔はマンションしかなかったものですが、最近はアパートでもついているところが多く、メジャーな存在ですよね。

 また、インターフォンもTVモニターつきが当たり前。鮮明な画像に自動で録画再生可能な物に取り換えられている物件も大変多くなっています。

 さらに住む階数でも1階での女性のひとり暮らしは、特別な事情がない限りおすすめはできません。防犯ガラスや、セキュリティ会社への加入がすでにされているマンションなどもあるようですが、できれば2階以上の物件で探すのが無難でしょう。


すべて完璧、100点満点の物件というのはありません。予算の限られたなかで、家賃以外の3つのポイントにどう優先順位をつけて、バランスをどう取っていくのかを考える必要があります。そのときに判断の基準となるのが自分にとっての「好き」です。

 もちろん、ここであげている4つのポイントのほかにも、「駅からの距離」や「宅配ボックスなどの設備」「築年数」など見るべきところはたくさんあります。基本の4つのポイントを軸にしながら、自分の「好き」を基準にして自分にあった部屋を選んでいきましょう。

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