住まいのノウハウ講義 / 借りる / 部屋探しの基礎知識

部屋を借りるまでに必要な手続き

物件探しから賃貸契約完了までの流れ

2016/01/04 細山勝紀

賃貸契約はどんな手順で行なわれるのでしょうか? 部屋探しから入居するまで、スムーズな契約のために、契約手順を把握して事前準備をしておきましょう。

部屋を借りるまでに必要な手続き

 初めてのひとり暮らしを始める場合、物件探しや賃貸契約などでは聞きなれないことやわからないことばかりで不安な人も多いと思います。部屋探しから、契約を完了するまでにはどんな手続きが必要なのでしょうか? 部屋を借りるための手順を確認して、必要な準備をしておきましょう。

物件探しから入居準備までの流れ

 まずは物件探しから入居準備までのおおまかな流れを確認してみましょう。

(1)物件探し
 自分の希望にあった物件探しです。エリアや間取り、家賃など、どのエリアでどれくらいの広さの物件を探したいのか希望条件をだいたい決めたら、インターネットや賃貸情報誌で相場の確認や情報収集をすることからはじめましょう。

(2)不動産会社を訪問、内覧
 いくらぐらい出せばどんな部屋が借りられるのかなど相場を確認しながら、希望の条件や予算がある程度確定したら、実際に不動産会社を訪問し物件探しを開始します。

(3)契約
 希望の物件が見つかったら、契約に入ります。賃貸契約は一般的に、「申し込み→入居審査→重要事項説明→契約書類の提出と費用の支払い」という流れで進んでいきます。

(4)入居準備
 入居準備のために、契約時に鍵の引き渡しや入居可能日を確認しておきましょう。引越し業者への依頼が必要な場合、3~4月などの引越しシーズンにはなかなか予約がとれないこともありますので、引越し業者の選定などは余裕を持って始めておきましょう。

賃貸契約の流れ

 全体の流れを把握できたら、ここで賃貸契約についてもう少し細かく手順を確認しておきましょう。

(1)入居申し込み
 入居したい物件が見つかったら、入居申し込みをします。入居申込書には、賃貸契約の保証人となる連帯保証人の情報も記載する必要がありますので、保証人の住所や連絡先などを事前に確認しておきましょう。最近では、保証人の替わりに保証会社を利用するケースも増えています。利用する場合は保証人情報の記載の必要はありません。

 ここで部屋を確保しておくために申込金を支払う場合もあります。申込金の相場は家賃の1カ月分程度です。入居の意思を表明するために支払うもので、キャンセルした場合や賃貸契約が成立しなかった場合には返金されますので、預かり証をもらい、契約完了まで大切に保管しておきましょう。

(2)入居審査
 入居審査は不動産仲介会社でなく、貸主や管理会社が行ないます。年収、職業、連帯保証人などの情報を元に、毎月の賃料の支払い能力があるか、信頼して入居を認められる人物かどうかなどを審査されます。通常1~3日で審査は完了します。

(3)重要事項説明
 不動産会社では賃貸契約の前に、宅地建物取引士から物件の設備や家賃、禁止事項、契約内容などについて入居者に詳しく説明することが義務づけられています。専門用語が出てきてわかりにくい場合は、遠慮せずに納得いくまで質問しましょう。不明点や不安な問題があるときはここできちんと確認をしておくのを忘れずに。

(4)賃貸契約、費用の支払い
 契約書に必要事項を記入し、必要書類を提出します。契約時に持参する必要があるものは、不動産会社や契約内容によっても違いますが、住民票や連帯保証人の印鑑証明などの必要書類(事前に確認しておきましょう)、印鑑、身分証明書、銀行口座預金通帳などが一般的です。

 敷金や礼金など契約時に支払う費用は物件や契約内容により異なりますが、家賃の4~6カ月分程度が相場となっています。契約金の領収書や預かり証はきちんと用意してもらいましょう。

(5)引き渡し
 賃貸契約と支払いが完了したら、鍵を受け取ります。これですべての手順が終了となります。引越しの準備を開始しましょう。

賃貸契約は曖昧にせずに慎重に

 賃貸契約は専門用語が多く、はじめての場合は戸惑うことも多いと思います。入居後にトラブルにならないように、契約内容や注意事項の確認は曖昧にせず、納得いくまで確認するようにしましょう。

 また住民票や連帯保証人の印鑑証明など、必要な書類は事前に用意しておき、スムーズに契約を進められるよう準備しておきましょう。

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