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特徴をおさえて自分にピッタリのキッチンに出合う

自炊派ならコンロの使い勝手にこだわりたい

2016/01/04 佐藤ゆみ

料理好きな人はもちろん、そうでない人も、使いやすいキッチンで料理を楽しんでみてはいかがでしょうか。ここでは、物件選びの際にキッチンをチェックするポイントをお話しします。

「ガス」、「電気」、「IH」 どのコンロが使いやすいの?

 ひとり暮らしを始めると、どうしても外食が多くなってしまいがちです。食生活はダイエットや美容、健康と直結するだけに、気を使いたいところです。ワンルームや1Kの物件では、どうしてもキッチンが小さくなってしまうので、コンロの口数やシンクの大きさなど、ちょっとした差で使いやすさに大きな差が生まれてしまいます。

 まずキッチンでチェックすべきなのは火元であるコンロの種類です。備えつけのコンロがあれば、自分でコンロを用意する必要はありません。ただし、備えつけコンロの場合は、口数をまず確認しましょう。

 ワンルームや1Kの場合、1口コンロが備えつけられている物件もあります。1口コンロの場合、できることがだいぶ制限されてしまいますので、料理好きの人は2口以上のコンロが備えつけられた部屋をおすすめします。

 次に、コンロの種類ですが、ほとんどの物件が「ガス」、「電気」、「IH」コンロのいずれかを使っていますので、この3つにどんな特徴があるのかを見てみましょう。

料理の幅を広げたいなら「ガスコンロ」

 まずは「ガスコンロ」についてです。実家がガスコンロだったという人も多いのではないでしょうか。実際、馴染みがあるという理由でガスコンロを好まれる人も多いです。

 ガスコンロの特徴はやはり「炎」が直接見えること。そのため火加減の調節が感覚的にわかりやすいという利点があります。また、火力が強いので、中華鍋などを利用して炒め物などをすることもできます。

 また、単に加熱だけではなく炎で「あぶる」事も可能。魚をあぶったり、マシュマロに焼き目をつけたりと料理の幅が広がります。使用する鍋やフライパンなどは種類を選ばないのも便利なところです。お気に入りの調理器具を使って、楽しく料理ができるのも嬉しいですね。

安全で掃除がしやすい「IHコンロ」

 最近増えてきたのが「IH」です。「IH」とは電磁誘導加熱(Induction Heating)の意味で、磁力線を発生させて上に置いた鍋そのものを発熱させる仕組みです。そのため炎が発生せず、ガスも使いません。

 IHコンロの利点はなんといっても掃除のしやすさでしょう。料理をしていれば、食材や調味料をこぼしてしまうことは避けられません。そんなとき、ガスコンロでは凹凸があるため、掃除がしにくいですよね。しかし、IHコンロはフラットなので、汚れをふき取るだけで掃除ができて、いつでも簡単に綺麗な状態を保てます。

 IHコンロが設置されている物件の多くは比較的築年数も新しい物件が多くオール電化、または太陽光なども設置されている物件もあります。光熱費もガス、電気と別々に支払うよりも安くなる場合がほとんど。賃料を考えるとき光熱費とのバランスをみるとトータル金額が少なくすむこともあります。

 IH対応の鍋や、フライパンなどが必要になりますが、ひとり暮らしの場合は調理器具も新調する場合が多いので、それに合わせてお買い物を計画していくといいですね。

「電気コンロ」

 次は「電気コンロ」です。これは、蚊取り線香のような渦巻き形の線を使ったコンロのことで、電気を流すと線が放熱して温まる仕組みです。最近ではあまり使われていないので、見たことがないという人もいるかもしれません。

 電気コンロのいいところは、調理器具を選ばないことです。金属性以外の土鍋なども使用できます。また、一度、熱を持つとコンロの温度がなかなか下がらないので、余熱で調理ができたり、直火であぶり調理をしたりすることができます。ただ、電気コンロは火力があまり強くないというデメリットがあります。強火で炒め物などを多くする人にはあまり向かないかもしれません。


 このように、それぞれ特徴も使用感も異なります。本格的に料理をしたいのなら、やはりガスコンロがおすすめです。見た目もよく、手入れも楽、さらに光熱費も押さえたい人には、オール電化+IH機器という選択がベストです。

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