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家具、インテリアを選ぶ以前の基礎知識(4/4)

色の心理的な効果を活かした部屋づくりの方法

2016/01/30 桑田 唯

部屋の配色を決めるときに知っておくと便利なのが、色の持つ心理的な効果です。暖色・寒色は、暖かそう・寒そうな印象があるだけではないのです。その部屋の目的に合わせて色を選んでみましょう。

知っておくと便利な色のもつ心理効果

 部屋の配色の考え方は分かったけど、いざどんな色を部屋に取り入れよう?と考えるときに知っておくと便利なのが、色のもつ心理的な効果です。部屋で使われる色は面積が広いため、色から受ける心理的な影響は意外と侮れません。

 こんな色を使いたい! という希望が特に定まっていない場合は、色の効果を参考にして決めてもいいかもしれません。ここでは色の心理的な効果と、その色がどんな部屋に合うのか紹介します。

暖色には食事がおいしそうに見える効果が

 赤やオレンジ、黄色などの暖色には、食事がおいしそうに見えて食欲が増すという効果もあります。食事がより温かそうに見えるので、おいしそうに感じるのです。

 また、お肉や野菜などに暖色の食材が多いことも関係しています。反対に、水色や青の食材って、ほとんどないですよね。

 ダイニングやキッチンなど食事を扱う場所では、積極的に暖色を取り入れてみてはどうでしょう。あまり派手な色はちょっと…、という場合は、明るめの茶色もおすすめです。茶色はあまり暖色のイメージはないかもしれませんが、色の系統でいうとオレンジ、黄色の系統なので、れっきとした暖色なんです。

寒色を取り入れると、心が落ち着き集中力がアップ

 青や水色、紺などの寒色には気持ちを落ち着ける効果もあり、集中力がアップします。そのため、勉強部屋など集中して作業をする空間にぴったりな色なんです。

 部屋が寒々しい雰囲気になるのは嫌だな、という場合は、デスク周りの小物など、作業しているときに目に入る位置に寒色を取り入れてみるといいと思います。また、気持ちが落ち着くことで眠りやすくなるということで、寝室にもおすすめです。

リラックスしたいときは緑を取り入れて

 暖色・寒色の効果について紹介しましたが、中性色である緑にもちゃんと色の効果があります。

 緑は木や森などの色であり、自然を連想させるため、和やかでリラックスした気持ちになれます。そのため、リビングなどみんなで集まる場所や寝室にぴったりなんです。また、緑は暖かさや寒さを特に感じさせない色なので、どんな季節にもぴったりな、万能な色とも言えます。自然な色なので、緑が嫌いという人も少ないのではないでしょうか。

 フローリングの茶色やナチュラルカラーとも相性が良いので、配色が決められない場合はとりあえず緑にしておけば、失敗しないと思います。

紫でつくる、優雅な空間

 もうひとつの中性色である紫は、少し上級者向けの色です。紫には、高貴で優雅なイメージを与えるという効果がありますが、色の組み合わせ方を間違えると下品だったり落ち着かない部屋になってしまいます。

 たとえば、ビビッドな紫と黄色の組み合わせを思い浮かべてみてください。すごく派手で落ち着かなさそうですよね。優雅なイメージにしたいときは、モノトーンやブラウンなど、穏やかな色と合わせるのがおすすめです。


 以上、色による心理的な効果についてご紹介しました。
 色の効果をうまく利用して、目的に合ったお部屋づくりをしていきましょう。

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