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目的別リフォームの考え方(2/2)

防犯性能を高めるリフォームのポイントは?

2016/01/25 森田祥範

 防犯性能の高い家にリフォームするには、実は見た目が重要。空き巣犯や窃盗犯に「この家は防犯意識が高く、侵入しにくいぞ」と思わせることが大切です。ここでは、防犯性能を高めるためのリフォームのポイントをまとめます。

「侵入しにくい家」をアピールして防犯対策

 防犯性能の高い家にリフォームするには、実は見た目が重要。空き巣犯や窃盗犯に「この家は防犯意識が高く、侵入しにくいぞ」と思わせることがポイントです。

 それでは、空き巣犯や窃盗犯に避けられる家にするためのポイントを見てみましょう。

高い塀で囲まれた家は逆に危ない

(1)見通しのよい家にする
 まず、第1のポイントは外から見て遮蔽物がなく、見通しのよい家であること。フェンスや植栽の高さは腰の高さまでにとどめ、周囲の道路から庭や建物1階が見える状態にしておきましょう。

 防犯というと、かつては高い塀で家を囲む対策が取られましたが、今日、それは逆効果であることがわかっています。遮蔽物で囲まれた家は、侵入犯にとって実は狙い目。侵入する瞬間さえ見られなければ、あとはその家で何をやっても近隣住民に気づかれません。

(2)防犯カメラや人感センサーライトを設置する
 ポイントその2は、周囲から目の届きにくい死角部分に、防犯カメラ(ダミーで可)や人感センサーライトをつけること。侵入犯は犯罪の実行に際して、細心の注意を払います。カメラに気づいたり、ライトが点灯したりすると、「ヤバい」と感じ、それ以上の行為には及ばないものです。

(3)防犯用の砂利を撒いておく
 ポイントその3は、建物の周囲に踏むと音の出る砂利を撒いておくこと。防犯用の、踏むと大きな音を立てる砂利はホームセンターなどで売られています。侵入口になりやすいサッシ部分の周辺には、この砂を撒いておきましょう。

侵入犯は5分以内に侵入できなければあきらめる

(4)ドアやガラスを防犯仕様に
 ポイントその4は、ドアやガラスを防犯仕様にすること。外に面したすべてのドアは、1枚のドアに2つ以上のカギをかける1ドア2ロックが原則です。

 また1階の窓ガラスは、貫通できない特殊フィルムを挟んだ防犯用合わせガラスに変更します。侵入犯は5分以内に侵入できなければあきらめるというデータがあります。とにかく、手強い家だと思わせることが肝要です。

(5)脚立やハシゴを置いておかない
 ポイントその5は、脚立やハシゴなどを建物の周囲に置いておかないこと。侵入犯に見つかると、2階に侵入する際の格好の足場に利用されてしまいます。

(6)犬を飼っておく
 ポイントその6は、よく吠える犬を飼っておくこと。玄関に「犬」鑑札シールが貼ってあるだけでも効果はあるようです。

(7)ホームセキュリティを導入する
 きわめつけのポイント7は、民間警備会社とホームセキュリティ契約を結ぶことです。警備会社のシールが玄関に貼ってあるだけでも、かなりの効果が期待できます。

「リフォームして家が立派になった途端、空き巣に入られた」なんてことのないよう、くれぐれもご注意を。

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