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どのような暮らし方をしたいのかイメージすることが大事

駅からの距離と間取りで考える部屋選び

2016/01/04 佐藤ゆみ

住むエリアを決めたら続いてはいよいよ本格的な物件選び。まずは物件の立地を考え、駅からどのくらいの距離までなら許容できるのかを絞り込み、続いて居住空間の広さ、間取りをイメージしていきましょう。

駅からどのくらいの距離の物件がいいのか?

 まず考えるべきなのは、最寄り駅からの距離です。朝の出勤時のバタバタを考えると、当然、駅から近いほうが心に余裕が持てますし、特に女性のひとり暮らしでは、夜道をひとりで歩く危険性などを考慮しなくてはなりませんので、やはり駅に近いほうがオススメです。「徒歩10分以内」を目安にしている女性が多いようですね。

 ただし、ただ単純に徒歩何分と言う表記だけで判断してしまうのも考え物です。一般的に徒歩1分は80メートルを基準としていますが、実際には表記通りというわけにはいきません。

 たとえば、信号待ちや踏切待ちが多かったり、坂道があったりといった場合には、想定よりも所要時間がかかることもあります。逆に抜け道があったりすると、所要時間も変わってきます。

 また、地下鉄の場合、改札が地下の深いところに設置されている駅もあります。そうした駅では、入り口から入ってホームに着くまでにかなりの時間がかかります。しかし、「徒歩何分」という表記は駅の入り口を起点としていますので、実際に電車に乗るまでには、それ以上に長い時間がかかると考えてください。

 そういう意味でいうと、ターミナル駅などで無理に探すよりも2~3駅先に延ばしたとしても家に帰る時刻はそれほど変化がないということにもなります。最寄駅を変更するだけで賃料も数千円から数万円変わることもありますよ。

 また駅から物件が離れていても、大きな駐輪場が駅近くにあれば、自転車を利用して時間を短縮することもできます。

 「徒歩何分」という表記はあくまでも目安です。実際に駅から物件までの道を歩いてみたり、詳しい地形を調べてみたりすることが最も大切です。

女性のひとり暮らしに適した間取りは?

 続いて考えるのが、どういった間取りで、どのくらいの広さが必要なのかという点です。荷物の量や家具の大きさによっては広い部屋も狭く感じます。また、どの程度ゆったりとした空間を確保したいかによっても必要な広さが変わってきます。

 一般的に、ひとり暮らしの女性の場合、15〜30平方メートルで1Rか1Kタイプを選ぶ人が多いようですが、もう少し広さが欲しいなら1DKや1LDKを選択することもいいでしょう。

コンパクトさにこだわるなら1R、使い勝手の良さなら1K

 まずは1Rを見ていきましょう。1Rはトイレとお風呂以外の間仕切りがない物件のことで、キッチンと部屋の仕切りがなく、ひとつづきになっている部屋です。

 居住空間がひとつにまとまっているため、統一感のあるオシャレな部屋づくりをしたい人にはおすすめです。さらに、キッチンでつくった料理を、わざわざ部屋まで運ぶ必要もありませんし、コンパクトに暮らしたい人には便利です。

 ただその反面、調理時のにおいや煙が部屋にこもりやすい、玄関のドアを開けた瞬間に部屋のなかが丸見えになってしまうといったデメリットもあり、インテリアでの工夫が必要になります。

 続いて1Kの特徴です。1Kはキッチンと部屋が分かれている部屋で、ひと暮らしの人に人気のあるスタンダードな間取りと言ってもいいでしょう。

 キッチンと部屋の間に扉があるので、調理の臭いや煙が部屋に流れてしまうことを防げますし、玄関のドアを開けても部屋のなかが見えないといったメリットがあります。また、玄関から入ってくる外気をシャットアウトすることができるので、冷暖房の効きが良く、電気代の節約につながります。キッチンと普段生活する部屋が分かれているので生活にメリハリがつきますし、使い勝手がよいため多くの女性に支持されています。

自炊派におすすめの1DK、ゆったり暮らしたいなら 1LDK

 次に1DKです。こちらは1Kのキッチンに、食事をするダイニングスペースが設けられた部屋です。キッチンのスペースが広いので、キッチン家電をたくさん置きたいと思っている自炊派の人にはうれしい間取りです。

 食事をするスペースと、くつろぐスペースを分けて生活できるので、ゆっくり落ち着いた空間がほしいという人にもおすすめですね。ただ物件数がそれほど多くなく、選択肢が少ないというデメリットがあります。

 そして最後が1LDKです。1DKのダイニング部分を広くしたもので、ワンルームにもう一部屋プラスされている間取りです。広いスペースがあるため、個々人のスタイルにあった空間づくりができる事が大きなメリットです。

 ひと部屋は寝室にして、日中はLDK部分で過ごすなど、寝室と生活スペースを分けて生活することができるので、気軽に友達を呼ぶこともできますし、収納部分も多いので、荷物が多い人でもすっきりとした空間を確保して生活できます。ただ、当然広くなる分賃料も高めになりがちです。

 間取りごとに特徴はありますが、大事なのは自分の生活にどの程度の空間が必要なのかを把握することです。使わないのに広いスペースだけあっても無駄になってしまいますし、かといって必要な空間以下のスペースで暮らすとストレスが溜まってしまいます。自分の生活習慣と荷物を計算して最適な広さと間取りを選ぶことが大切です。

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