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ぐっすり眠れる寝具の見つけ方(1)

寝室づくりの第一歩、布団にするかベッドにするか(1/2ページ)

桑田 唯桑田 唯

2016/02/13

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生活にメリハリをだせるふとん

寝室のインテリアを考えるときに悩むのが、布団にするかベッドにするかということ。布団もベッドも、どうしても高い買いものになってしまうので、どちらが自分に合っているか、じっくり考えたいところです。ベッドと布団、一概にどちらがいいかということはなく、それぞれにメリット・デメリットがあります。

まずは、日本人の昔からの就寝スタイルである布団です。布団は、寝るときに布団を敷いて、置きたらしまうという使い方のため、空間をフレキシブルに使えるのが最大のメリットではないでしょうか。同じ場所でも、昼間は食事や勉強のスペース、夜は睡眠のスペースに切り替えられるので、ひとり暮らしの部屋でも広々と空間を使えます。

さらに、ベッドだといつでも横になれますが、布団の場合は寝るときに布団を出さないといけないので、生活にメリハリも出るのもメリットといえます。ベッドだとだらだらしてしまいそう、という人は布団にしてみてはいかがでしょうか?

また、布団は晴れた日に干すことで布団を乾燥させ、ふかふかにすることができます。ベッドのマットレスだと、なかなか干すのはむずかしいですよね。布団は床に敷くので、ベッドのように寝ている間に落ちる心配がないというのも、小さいですが嬉しいポイントです。

布団のデメリットは?

一方、デメリットは、やはり布団を敷いたりしまったりするのが面倒な点ではないでしょうか。特に敷き布団が重い場合は、押し入れに入れるのも一仕事ですよね。しかし、布団は床との間に隙間がないため、ずっと敷いたままだとカビが生えてしまいます。万年床という言葉もありますが、布団の上げ下げは必須なのです。

また、洋風の住宅ではクローゼットしかない場合が多く、布団の収納スペースがないことも。布団を畳んで出しっぱなしにしているのは見栄えが悪いのですが、かといって布団が入るような収納を買うとなると、かなり大きなものが必要になります。布団かベッドか検討する際は、布団の収納スペースがあるかということも考慮しましょう。

さらに、布団は床に直接敷くので、床のホコリが気になったり、床の硬さを感じてしまったりという弊害も。床の硬さに関しては、ベッドのマットレスと比べるとやはりクッション性が全然ないので、ベッドで慣れている人だと違和感を感じてしまうかもしれません。

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この記事を書いた人

インテリアコーディネーター

大学時代に建築を学び、雑貨バイヤーなどを経てインテリアコーディネーターの資格を取得。海外のインテリアや家具、その国ごとのライフスタイルや歴史に興味を持ち探求中。ワーキングホリデーでパリに滞在する。理想の住まいは、木や石などの自然な素材で作られた、秘密基地のような家。

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