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リフォーム予算と費用の賢い決め方(11)

電気工事と水道工事にかかる費用の目安(1/2ページ)

森田祥範森田祥範

2016/02/12

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分電盤の交換は約5万5000円

築20年以上の一戸建てやマンションをリフォームするとき、それに合わせてよく行なわれるのが分電盤の交換です。

分電盤とは、電力会社からその家まで送られてきた電気を、さらに各部屋に分配するための装置。通常、ひとつの箱に漏電遮断器、アンペアブレーカー、各部屋への配線遮断器が配置されていて、過電流が流れるとブレーカーが落ち、電気を自動的に遮断する機能が備わっています。

分電盤の寿命は10〜15年。しかし、まだ寿命が来ていなくても、分電盤を交換しなければならないケースはしばしば発生します。

たとえば、食洗機や床暖房などの電化製品を新たに導入する場合。こうした機器は消費電力が大きいので、できれば専用の電源を用意したいところ。ところが、分電盤の回路はすでに飽和状態になっているケースが多いのです。こんな場合、どこかの回路から新たな電源を取らざるを得ず、結局、新たな電化製品を使うたびに、ブレーカーが落ちることに…。そうならないようにするには、分電盤を取り替えて電気の分配方法を変えるしかありません。分電盤の交換にかかる費用は、約5万5000円くらいです。

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この記事を書いた人

モリタマネジメント株式会社 代表取締役

宅地建物取引士、不動産コンサルティングマスター、相続対策専門士、ファイナンシャルプランナー、増改築相談員、二級建築施工管理技士。 LATUバリ建築スクール(インドネシア、バリ)ディプロマ取得。 1952年生まれ 兵庫県出身。早稲田大学卒業後、積水ハウス株式会社に入社、特建事業部(ゼネコン部隊)に配属。主に土地所有者の土地有効利用を中心とした営業に18年間従事する。また自社集客手法の独自企画や金融機関等のセミナー講師も務めて実績をあげる。 在籍期間の完工実績棟数は387棟。全国特建事業部表彰(特建営業300人中1位)、社長表彰(全社営業3800人中2位)、全社チーム別獲得粗利益表彰(全社全900チーム中1位)などの記録多数。退職するまでプレーイングマネージャーにこだわり続けた。 94年に建築リフォーム会社を設立し、現在まで22年間でテナントビル・マンション、店舗、住宅などのリフォーム工事を中心に約4000件余を完工。不動産の事業化プランニング、賃貸収益物件 (テナントビル、マンション)や店舗の収益最大化手法には定評があり、不動産オーナーの熱烈なファンが多い。 2009年、中小企業コンサルを目指して「ナニワの再建屋」桂幹人の門をたたき薫陶を受ける。桂幹人の実践的コンサルティングと自らの経験とを融合させた「モリタメソッド」を完成した。11年、多くの事業家を実践指導し、新たな事業を創る実践コンサルティングを開始、賃貸ビル・マンションオーナーの満室セミナー、工務店の脱下請け事業構築セミナー、中小企業経営者の新規事業構築勉強会(実践的指導)主催。また経営者、営業幹部の個別コンサルティングも行なっている。 指導先業種は、建設業、工務店、リフォーム会社、鉄工所、内装業、建設資材問屋、自動車輸出入業、子ども服セレクトショップメーカー、自費診療専門整体院チェーン、ブライダルを手がける呉服店、ヒーリングサロン、多店舗展開の美容室、大阪黒門市場マグロ専門店、デザイン事務所の新規事業支援等多岐にわたる。

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