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こたつの歴史(1/2ページ)

横山せつこ横山せつこ

2020/02/01

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冬の風物詩、こたつ。こたつの中に脚を入れれば体がポカポカとあたたまり、柔らかい布団の感触が安らぎを与えてくれます。一度入ったらなかなか出たくなくて、うたた寝をしてしまうことも…。家族がこたつを囲んでテレビを見る風景は、日本の「家族団らん」の象徴です。今回は、こたつについてご紹介します。

こたつの歴史は?

こたつの歴史は意外にも古いのです。さかのぼること、なんと室町時代。当時は囲炉裏に消えかけの炭を入れて、その上にやぐらを組み衣服や服をかぶせて使用していたそうです。

江戸時代になると、囲炉裏の位置を床より下げて腰掛けるタイプのこたつが登場します。今でいう「掘りごたつ」ですね。

また、こたつで使用する熱源にも歴史があります。室町時代には木炭が使用されていましたが、江戸時代では炭団(だどん)が使われていました。炭団とは、木炭を作る際にでる欠片や粉を団子状に丸めて固めたものです。これらは火力が弱くゆっくりと燃え続けるため、こたつに向いていたそうです。

昭和に入ると、練炭や豆炭などが使われましたが、一酸化中毒のリスクが伴いました。そして戦後に普及したのが電気こたつです。一酸化炭素もでないし、石炭のように熱くなりすぎないことから安全に利用できました。こうして一般家庭にも電気こたつが普及していったのです。

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この記事を書いた人

イラストレーター、ライター

日常のなかのちょっとした雑学をイラストを交えて解説します!

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