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空室がすぐに埋まる物件にある「備蓄倉庫」

内見者の心を動かしているのはこれ?(1/3ページ)

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イメージ/123RF

マンション向けのインターネット接続サービスを提供している会社、株式会社つなぐネットコミュニケーションズが、「マンション居住者の防災対策に関するアンケートレポート2019」を公表しています。

同社が運営する、マンション居住者向け情報サイト「マンション・ラボ」のアンケート会員さん2,284名が回答されているとのことです。

こんな質問があります。

「現在ご家庭で実施している防災対策をお選びください(複数選択可)」

答えはこうなっています。

飲料水・食料の備蓄 …1,445人
停電への備え …1,059人
室内の安全対策 …862人
ガス供給停止への備え …735人
災害用トイレの備蓄 …735人
非常持出袋の準備 …703人
水が使えない際の衛生対策 …656人
地震防災の正しい情報や知識の収集 …612人
家族の安否確認対策 …526人
ケガへの備え …509人
室内復旧への備え …352人
特に何もしていない …312人
わからない …59人
その他 …7人

なお、上記に掲げるとおり、回答は「複数選択可」となっています。そのため、たとえば停電対策をしている人の多くは、ガス対策も、食料備蓄もといったかたちが想像されます。

他方、「特に何もしていない」との回答が312人分にのぼっています。「わからない」も59人です。これらについては、多いといっていいのでしょうか? それとも逆でしょうか? もしかすると、答えは後者かもしれません。

あの東日本大震災からまだ10年も経たない間に、熊本地震や北海道での地震、各地の台風被害等、われわれは休む間もなく、さまざまな自然災害に襲われ続けています。つい先日(2019年9月)の台風被害では、広範囲にわたる長期の停電も発生しました。

こうしたことが起こるたび、被害に遭われた皆さんの窮状が、メディアを通じ繰り返し報道されています。これらを見て、明日はわが身と多くの方が感じていることでしょう。ゆえに、上記の計371人(全体の約16%)という数は、災害への備えを何も考えていない人がいまはかなり少なくなっている、その結果としての数字なのかもしれません。

ところで、以上は「全国の10代~80代の主に分譲マンションにお住まいの男女」からの声ということになっています。すなわち、持ち家としてのマンションに住んでいらっしゃる方が中心です。


すると、賃貸の場合はどうでしょうか? 賃貸住宅の入居者さんも、多くが食料の備蓄や停電への備えなど、個々にされているのでしょうか?

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