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インテリアカラーの配色の基本1

単調になりがちなベースカラーに一工夫(1/2ページ)

MieMie

2020/03/14

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インテリアの配色の比率の配分基本の3項目

画像/123RF

今回からは、「居心地の良い空間作り」の具体的なインテリカラーの配色について進めて行きたいと思います。


“インテリア”とは室内装飾品全体を指す言葉です。そして、そこに含まれるものは床材、壁紙、天井、照明器具、窓、ドア、障子、間仕切り等の建具、カーペット、畳、欄間、窓、システムキッチン、トイレなどの水回りです。
こうしたインテリアの配色の比率の配分は、大きく分けて3項目に分かれます。



1つ目は、「ベースカラー」基調色とも呼ばれます。この色が使われるところは床、壁、天井などで、全体の60%~70%で使われる3項目の中でもっとも大きな面積を占める色です。
2つ目は、「アソートカラー」で配合色とも呼ばれます。これが使われるのは建具、家具全般、カーテン、ラグマットなど全体の25%~35%で使われる色で、家具や建具の色の濃淡、明暗の選択によって空間の印象が大きく変えわる効果があり、インテリアの主役になる色です。
3つ目は「アクセントカラー(差し色)」または「セパレーションカラー(補助色)」とも呼ばれるものです。主にクッション、ソファーカバー、壁面装飾(絵画、タペストリーなど)で部屋全体で使われる割合は5%~15%。部屋のテーマを明確にする決め色になります。面積が小さいので、カラーチェンジすることで手軽に雰囲気を変化さえ、そのときどきの気分に合わせて楽しむことができます。
ここであげたそれぞれの配色の割合は概ねの比率ですが、こうした比率で割り振るとバランスが整いやすくなります。

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この記事を書いた人

MIE色彩研究社代表

自由が丘産能短期大学能率課インテリアコーディネーター課程卒業。産業能率大学情報マネジメント学部卒業。東京商工会議所カラーコーディネーター検定試験認定講師。電子機器製造メーカー、産業機械商社に勤めながら、社会人学生として産業心理学を学び、色彩と人間の意識との深い結びつきに共感。さまざまな社会経験を通して、色彩と人の意識に関わる数多くの実証の基、色彩スペシャリストとして事業を展開。東京都中央区銀座のオフィスではこれまでに培ったパーソナルカラー、空間色彩、商品色彩、カラースクール、色彩セミナーなどを個人、法人を問わず全国で行っている。趣味は街散策。

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