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言われていたことが数字に!

若者ほど「実家」に比べ、いまの「賃貸」にがっかり…(1/4ページ)

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イメージ/123RF

ここ数年、よく言われていたことが数字に…! 不動産ポータルサイト「SUUMO」でお馴染みの株式会社リクルート住まいカンパニーが、大変興味深い調査結果を公表しています。「2018年度 賃貸契約者動向調査」(2019年9月24日)の中にある、「[全国]今回契約した賃貸物件と以前住んでいた実家の満足度比較」と、いう項目です。


・あなたがかつて住んでいた「実家(持ち家)」
・いま暮らしている「賃貸」


比べてみて満足度はどうですか?と、尋ねているのです。なお、このことは、ここ10数年ほど賃貸住宅関連の業界ではたびたび話題になっていたことです。入居者さんの層が若くなるほど、物件選びが、いわば「わがまま」になるというのです。


たとえば、


・バス、トイレ一緒の3点ユニットへの強い拒絶
・洗濯機置き場が部屋の外にあるのももってのほか
・壁が薄く、隣室の音が少しでも気になるとなれば、あっという間に退去してしまう
・安い物件はいくらでもあるのに、大学生(親御さん)の払う家賃は年を追うごとに上がる傾向
・たとえ大学に近くとも、築古物件となると学生さんがさっぱり入居してくれない


そんな現象の理由として、業界関係者からは、たびたび若い入居者さんが育ってきた実家環境と賃貸住宅とのギャップが語られてきました。そうした一部が、今回の調査では数字になって表れています。

満足度の対象は3つに分けられています。


「遮音性」
「断熱性/省エネ性」
「耐震性」


です。


われわれ賃貸経営側とすれば、設備環境に関することなど、もう少し細かく突っ込んだ比較がされているとうれしいところなのですが、それは今後に期待しておきましょう。


なお、この調査に回答されているのは、


・現在の居住形態が「賃貸」である
・当該賃貸住宅への入居時期が2018年4月1日~2019年3月31日


と、いった皆さんです。

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